プロダクションや練りこみは荒削りながらも、北欧のマイナー調にこだわった曲調、透明感あるれるヨラン・エドマン氏のVo、ハモリまくり泣きまくりのツインリード、そして爽快な疾走感が(但しスラッシュビートは無し)、この1stの持ち味だった様な気がします。曲の出来/不出来がかなりハッキリしているものの、疾走曲Lay Down Your Arms、Diamond Mistress、Turn Me Loose、バラードのChanges、Pistures Return、聴き所は結構ありです。 1stで僕を、完全に叩きのめしてくれたので、2ndは、もうかなり期待しまくりだったんですけどね...
歌メロは他のA級北欧メタルバンドに比べると弱いし、全体的に未洗練な所もあるけれど、ギターのメロディーが超最高。 「何でこんなに良いの?」と言いたくなるほどの優れた楽曲でいっぱい。 1曲目の「LAY DOWN YOUR ARMS」が放つ美旋律に酔うのだっ!PRETTY MAIDSの「BACK TO BACK」、BISCAYAの「HOWL IN THE SKY」等と同等の衝撃と感動が得られます。 新品でも中古でも値段高めですが、大丈夫、元取れます。 個人的に大好きな作品・YNGWIEの「ECLIPSE」で歌ってるヨランが在籍しているということに買った後で気が付き、ちょっと驚きました。
オープニングを飾る「Lay Down Your Arms」は、北欧メタルの歴史に残る名曲と言えるでしょう。 ↑ 上でみなさんも仰られていますが、今のメロスピ系にも通じる抜群の疾走感とインパクトを発揮しています。 (6曲目のタイトル曲「Diamond Mistress」、10曲目「Turn Me Loose」なんかもカッコイイ) ツイン・ギターが紡ぎ出す流れるように美しく激しいメロディと、ヨラン・エドマンの透き通るハスキー・ヴォイスがバンドの持ち味。 北欧的美旋律と正統HMが融合した、流麗且つ力溢れるサウンド。バラード曲も素晴らしいです。 2ndも悪くはないのですが・・・ 音楽性のアピール度がやや弱いというか、このアルバムにあった「ダイナミズム」のようなモノが減退してる印象。 やっぱり、コッチの1stをまずはオススメ。