怒涛の快進撃を続けてきたB'zが10周年を記念してリリースされたのが今作「PLEASURE」である。
尚このアルバムリリースの半年後「TREASURE」がリリースされ今では「金銀盤」とセットで呼ばれている。
内容はモロに初心者をターゲットにした感じでほとんどをシングル曲で占めている。ファンには少し物足りなさはあるように思うが、B'zを1枚のCDに詰め込むというのが無理であって選曲自体は時代や曲調を満遍なく分けていて非常に妥当だと思う。
あと6裸足の女神、7愛のままに～、10BE THERE、14さまよえる蒼い弾丸の4曲はシングル以外ではこのアルバムでしか聴く事が出来ないのでシングルを持ってない人はそれだけでも買う価値はあると思う。
このアルバムが決してBEST OF BESTとは言わないが是非一家に一枚、J-POPの歴史を知る意味でも持っておいて損はないと思う。

当時の歴代最高セールスを記録した作品。
14曲中13曲がシングル曲で占められているので初心者はまずこれとTreasureを聴くのがよろしいでしょう。
ちなみに6、7、8、14はこのアルバムでしか聴くことが出来ません。(今はマキシが出ているけど・・・)

このアルバムが発売された当時小学生だったけど、すでに親の影響でRISKY以降の曲はだいたい知っていたのだが、当時の最新シングルで、一緒に収録されたさまよえる蒼い弾丸のカッコよさに衝撃を受けたのを覚えている。
TVでも流れていたし、何よりもこの時期のベスト盤ブームでB'zやGLAYがバカ売れしてたのが今でも衝撃。
初動２７０万枚だもん、今では到底考えられない数字。

２５周年時に発売されたベスト盤の方が音質も良いし、版権上のために収録されなかった初期３作含め全シングル曲が網羅されているので、今となってはあまり買う価値がないように思えるが、当時としてはあのバカ売れは納得できる。

知り合いの家でもだいたいの人が当時持ってた。
後の宇多田ヒカルの1ｓｔも同じく。
国民的アーティストってやっぱりすごいんだなと思う。

商業音楽っつーのはやはり飲み物に例えるとジュースみたいなイメージ持つ人もいるし、確かにそこまで音楽に根深くないライト層もたくさんつくものだけど、彼らは決して売り上げだけではないってことは確かだと思う。実力の証。