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解説 - AGIOS HOLOKAUSTON
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2015-08-24 14:20:28)

2014年発表の2nd。

ONWARDという割と名の知れた正統派/パワーメタルバンドの元メンバーで、DARKANEのライブメンバーでもあるToby Knapp氏による独りブラックということですが、その出自を物語るかのように、猛烈な勢いで刻み込んだり、メロウなフレーズを練り込んだりするテクニカルでメタリックな魅力に満ちたギターリフが、他のプリミティブブラックとの大きな違いでしょうか。リードギターのメロディが強調されるパートはメロデス以上にメロディアス。

ただし、音作りは3部作期のDARKTHRONEが可愛く思えるレベルでキッツいです(笑)。普通の音量で聴くと確実に耳が痛くなること請け合いなノイジーなプロダクションで、ヴォーカルも人の声なのかノイズなのか分からないくらいのリバーブ掛かってるし、Raw過ぎるにも程がある音作り。ぶっちゃけ、耳が疲れます(笑)。それがギターリフのテクニカルさとアンバランスで、独特の作風になっているんですよね。

キレの良いギターリフとRawなプロダクションという事で、個人的にはKEEP OF KALESSINの「Agnen」アルバムを思い出しました。ただしこちらの方が(特に音作りの面に於いて)よりマニアックなので、購入時は覚悟しておいた方がいいかも。



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