このアルバムはメンバーチェンジに伴い過去の曲をリメイクしたアルバムらしいです。今作が初見で他の作品を効いた事がないので比較はできませんが、今作で新たに迎え入れられたCapri嬢の女性らしい凛とした力強さと卓越した表現力は、所謂、類型的なネオクラHM/HRスタイルの楽曲の中で強烈なフックとなり、北欧ならではの哀愁に満ち溢れたメロディを時には繊細に、時にはハードに迫る艶やかな歌声は(ソプラノヴォイスもあり)フロントマンとしては申し分ない力量を示しています。シンフォニックなキーボードと双璧をなすネオクラギターが奏でる、ドラマティックでメロディックと言うTHE○○な楽曲に、この手のスタイルが好きな方なら楽しんでもらえること請け合いなんですが、アレンジや演奏を含め、ほぼほぼ真新しさが皆無な出来栄えに苦手な人には厳しいでしょうね。②ではPeter James Goodmanが⑨ではTimo Kotipeltoがゲストボーカルとして参加。⑥では名手Jens Johanssonがソロを披露とマニアならずとも興味が惹かれるでしょうね。