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FALLS OF RAUROS
最近の発言
Believe in No Coming Shore
(Usher-to-the-ETHER)
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Believe in No Coming Shore
2014年発表の3rd。
2011年の2ndが結構多くのレビューサイトで評価されたり、割と話題になっていたようですが、今更になって聴いてみました。タイプとしては、フォーキーな色の強い叙情メロを、悲痛に叫ぶヴォーカルとディストーションの強い音像が強調し、より悲壮感を持って聴かせるネイチャー/アトモスフェリック・ブラック路線。この、涙を流しながら前に進んでいくような、悲壮な決意でも感じられそうな雰囲気は新世代のブラック特有ですよね。
このバンドは、その中でもメタルとしてかなり取っ付き易い音なんじゃないかと思います。展開も過剰にミニマルになることなく、ドラマ性たっぷりに緩急付けて聴かせるものですし、叙情的なリードギターのソロを結構長めに聴かせたり、渋い泣きの感じられるアルペジオをフィーチャーしたり、構成するパーツが比較的メタリックな感じなんですよね。ポスト方向に行き過ぎていない聴きやすさがあると思います。
他の似た系統のバンド…例えばVALLENDUSKなんかと比べると、若干ダークさは弱めで個人的にはそこがちょっと物足りなかったりするんですが、泣きメロや悲壮でエモーショナルな雰囲気を求めるならば、かなり良いアルバムではないかと思います。
Usher-to-the-ETHER
★★
(2015-05-24 12:38:06)
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