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STOP THIS WAR (1989年)
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STOP THIS WAR
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解説 - STOP THIS WAR
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Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2015-04-17 16:06:10)

アメリカはオハイ州出身のツインギターを擁する5人組による1989年リリースの2nd。楽曲の構成やシンガーの節回しとモロにジューダス・プリーストからの影響を感じさせ、アメリカ産の匂いなど幾度しない欧州産のメロディックな正統派HM/HRサウンドを披露。このクオリティで当時まったく話題に上らなかった事に驚きますが、USメタルシーンの底力と改めて規模の大きさを思い知らされますね。メジャーではダメでも日本ではホームランを打ちまくったバースしかり、アメリカっ凄いわ。タイトなリズムとエッジの立ったギターリフ、シンプルだがスピード&パワー&メロディと三拍子はそろい踏み、誤魔化しが効かぬスタイル故に力強さが強調される楽曲が放つ輝きは本家に肉薄する充実ぶり、叙情的かつヘヴィネスさを損なわいツインリードの煌めきも男気あふれる楽曲の中でギラリと光りを放ちます。JPのフォロワーは掃いて捨てるほどいる中で、同郷のMALICE同様、負けずとも劣らないインパクトと凄みを与えてくれます。2004年にCD再発されていますで正統派マニアなら是非とも手にって欲しいですね。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2024-09-23 23:58:03)

映画『オーメン』に登場する悪魔の子からバンド名を頂戴してDAMIENを名乗った5人組(同名バンドは多いが彼らはオハイオ州トレド出身)が、'89年に発表した2ndアルバム。1st『EVERY DOG HAS ITS DAY』(’87年)では凶悪な面構えの白犬、今作では戦闘機化した犬と、やたらジャケットが犬推しなのも「ダミアンは山犬の子」という映画の設定を踏まえているからなんでしょうかね?
それはともかく。本作で披露されているのは高血圧なシャウトとメロディアスな歌い上げをスムーズにこなすVoと、硬軟自在に動き回る2本のGを効果的に用いたJUDAS PRIEST型正統派HM。勿論そのサウンドはアメリカのバンドらしくよりアグレッシブにビルドアップされていますが、一方で単調な力押しに終始することなく、キャッチーなメロディ作りへの拘りから印象的なツインGの絡みに至るまで、曲展開をしっかりと練ってフックを仕込む手腕には、しょせんB級メタルと舐めてかかる輩にカウンター・パンチをぶち込むが如き強力なクオリティが宿っていますよ。
パワフルに押しまくる曲調にふっと引きのパートが差し込まれる技ありのOPナンバー①、熱くドラマティックに盛り上がる③、憂いに満ちたメロディを纏ってスマートに駆け抜けていく⑧…。中でも重厚かつ好戦的な曲調、光沢を帯びたツインGハーモニーに乗せて「マチールダー!マチールダー!」と思わず唱和せずにいられないコーラスが炸裂する④はDAMIEN屈指の名曲じゃないでしょうか。
前作に負けず劣らず聴き応え十分の名盤。今更ですが日本盤出して欲しかったですね。



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