哀愁漂う主題のフェイド・イントロから暗いです。何かただことじゃないですね。でもこの曲の奮因気は、凄く好きです。ひどいもので1日20回くらい聴いていたことがあります。 この曲、提示部のWettonの声と曲想があまりにはまり過ぎてます。この4分間だけで、参りました。しかしながら、その後の展開部以降も見逃せません。 展開部は、2つのパートがあり、対位法的なFrippの鬼気迫るguiterのリフ、brufordのpurcussionの部分とMel Collinsのsaxが混じる急速な部分に分けられていますが、怖い位緊張感が漂ってます。そして短くも効果的なコーダとなる再現部では、泣きたくなるくらいにsax、melotronが響き渡ります。空虚な悲鳴ですね。 こんな圧倒的な構成力を誇った曲は、あまり聴いたことがありません。本当にうちのめされました。 個人的には、''暗黒変奏曲(Variation on theme of starless)''と勝ってに呼ばせてもらい重宝させてもらってます。
クリムゾン、奇跡の歴史的一大絵巻。 イントロで哀愁を帯びたメロトロンが沈黙から解き放たれる瞬間は鳥肌もの。その後陰鬱さが空気を支配する中になんとも言えぬまさにこの曲の語り手として選ばれし者ジョン・ウェットンの哀しくも力強い声がさらなる闇と美の世界を構築する。そして中間部から演奏主体になり、緊張感がより一層張り詰める。なんともヘヴィでグルーヴィなベースラインになんとも中毒的なギターリフがバンド全体をより煽るかのように執拗に暗くも美しいメロディを奏でる。そして急に火山が爆発したかのように疾走感が生まれ、狂気じみたサックスソロが待ちわびていたかのように闇と美の世界に放たれる。そして、最後のクライマックスはいよいよ「Starless」という果てしなく広がる聖なる闇の宇宙を創造する。これで「21st Century Schizoid Man」から始まったキング・クリムゾンという一つの混沌と美の世界が終りを告げる。
1. こ~いち ★★ (2000-07-25 00:01:25)
3. やまねこ ★★★ (2001-10-15 21:19:32)
この曲、提示部のWettonの声と曲想があまりにはまり過ぎてます。この4分間だけで、参りました。しかしながら、その後の展開部以降も見逃せません。
展開部は、2つのパートがあり、対位法的なFrippの鬼気迫るguiterのリフ、brufordのpurcussionの部分とMel Collinsのsaxが混じる急速な部分に分けられていますが、怖い位緊張感が漂ってます。そして短くも効果的なコーダとなる再現部では、泣きたくなるくらいにsax、melotronが響き渡ります。空虚な悲鳴ですね。
こんな圧倒的な構成力を誇った曲は、あまり聴いたことがありません。本当にうちのめされました。
個人的には、''暗黒変奏曲(Variation on theme of starless)''と勝ってに呼ばせてもらい重宝させてもらってます。
4. Boogie ★★★ (2002-05-05 18:16:58)
圧倒的スピードで宇宙空間を漂うような、空虚な観念に包まれる。
滑らかなギターのメロディは虚空への誘い。
救いようがないね、この曲を聴いてしまったら、二度と普通の生活には戻れない。
7. C3 ★★★ (2002-08-06 22:40:29)
注)私がイメージするプログレとはまさにこの曲のこと(笑)。
8. ニュートン ★★★ (2003-05-31 01:01:57)
9. ライキチ ★★★ (2003-06-01 18:58:40)
ドラマティックで映像効果のある曲。現代プログレメタルにも非常に通じる物があると思う。
11. 夢想家・I ★★★ (2003-08-10 04:44:40)
憂いを帯びたヴォーカルが暗く美しいメロディをなぞる。
やがて不穏な空気とともにヘヴィなパートへと移行、それはじりじりと緊張感を高めながら聴く者に迫ってくる。
そして緊張はピークに達し、弾け飛ぶように疾走パートに突入する。否、それは疾走というより時空を飛び越えるような感覚を覚える。
そうして聴く者は亜空間を漂い、最後は星一つ無い神聖なる闇にたどり着く・・・
18. エリカ・フォンティーヌ ★★★ (2003-11-28 20:28:05)
20. てらぴん ★★★ (2004-01-04 12:56:56)
ウェットンのメランコリックで運命的なブリティッシュヴォイス(CD付録の解説より)。
聴き終わったあと「フーッ」っと深いため息がこぼれます。
これで第一期クリムゾンの幕引きに相応しい超名曲。
21. 野崎 ★★★ (2004-02-03 11:02:14)
23. senasis ★★★ (2004-02-14 03:39:22)
メンバー全員の卓越した演奏能力が遺憾無く発揮されている。
特に後半は凄まじい。まるで世界の終焉。星ひとつ無い聖なる暗闇を垣間見る。
26. ソナタ ★★★ (2004-08-25 13:34:03)
4:30~ → なにやら怪しい雲行き…
7分前後 → これは絶対ただ事ではない…
7:50~ → 怖い恐いコワイ
8:45~ → まだ何かあるのか!!?
10:00~ → やっと解放され…
10:20~ → てなかった!
11:20~ → 号泣必至。
わかりにくいか(笑)
ほんとに文で説明できないくらいの名曲。
27. ふぁうすと ★★★ (2004-09-26 09:33:08)
展開がドラマティックで、感動してしまう、といって過言ではない筈……!
有無を言わさず、プログレッシヴ・ロックの最高峰の一つに間違いない。
30. el ★★★ (2004-10-27 17:23:53)
最初に一聴しただけでは何の事やら判らない方がいるかもしれない。
でも1回目聴いた後に暫く何も音のない空間でジッとしていて下さい。
この曲の何が凄いって、圧倒的な『余韻』です。
聴き終えた後に1分・・・また1分・・・と時が刻まれる度に、ジワジワと"あの旋律"が脳を侵食し始め、
完全にStarlessの世界へ誘われる現象が起きるでしょう。
もうそうなったら、最後。この曲を狂った様に連続再生しだし、抜けられなくなってしまう。
やはり特筆すべき場面は11分を超えてからのエンディング。これは凄すぎて声すら出なくなる。
Starlessのテーマとも言えるべき主旋律がもう一度エンディングで降ってくる訳ですが、
しかし、そこで再登場する主題は前奏で初登場した時の主題とは何かが違うのです。
楽譜に落とせばこの旋律単体は同じ旋律でしょう。しかし、明らかに違うのです。
ビリビリ歪むベースを初めとした楽曲全体のコード感が
この主旋律を本来の在るべき伝達の姿に変化させ、
とんでもない哀愁を抱え我々の前に現れ、
聴き手に己の辛い悲しみを涙ながらに語り掛けてきます。
何て救いようの無い哀れでボロボロにやつれた儚げな美旋律なんだろうか。
本当に涙で霞んで何も見えなくなるぐらい泣ける。
こんなに美しく、こんなに暗く、こんなに死(終わり)を感じる超名エンディングは唯一無二。
聴き終わった後もいつまでも延々とこの美旋律が頭の中で鳴り続けます。
まるで自分がこのStarlessの世界を実体験し、その辛い経験を思い出すかの様に…。