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PLANET PARANOIA
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解説 - PLANET PARANOIA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-10-10 22:37:15)

2010年発表の3rd。

ジャケットの雰囲気からは全くそんな素振りは見せていませんが、意外なことにサイバー/インダストリアルなブラックメタルを演ってますね。CD再生してピコピコ音が流れたときはジャケとのギャップに結構驚きました。無機質ながら暴虐なマシンブラストに、ブラックメタル流儀の不穏なトレモロを乗せ展開していく作風で、「With no Human Intervention」期のABORYMに近い音でしょうか。

ヴォーカルはゲロゲロ感の強い、高めのがなり声でこちらも同じくABORYMのPrim Evil氏の「Generator」アルバムでのパフォーマンスに近いスタイル。彼の声に勝るとも劣らない殺気。…全体的に、かなりABORYMからの影響が強い感じですが、ABORYMが比較的前衛的な展開を見せていたのに対し、こちらはマシンブラストとトレモロにより焦点が当てられており、若干シンプルな構成。トレモロの終末感を感じさせるメロディのセンスが良く、それを映えさせる作風と言えると思います。

個人的には、ABORYMの「Generator」がツボった人にお勧めしたいアルバムですね。インダストリアルを取り入れながら、近未来的というよりは終末的なヴィジョンが見えてくるのが、如何にもブラックメタルらしい感性で良いんですよね。



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