(作詞:白鳥瞳 作曲:YOSHIKI 編曲:X)
1987年に、ビクターからリリースされたオムニバス『SKULL THRASH ZONE I』に収録されたもののリメイク。 ビクター版発売当時のメンバーはToshl、YOSHIKI、TAIJIの3人で、アルバムのブックレット内の写真もこの3人だけが写っている。PATAはメンバー表記に入っているがサポート扱いで、HIDEは当時はまだメンバーではなかった。ビクター版の同曲は、『Jealousy』に収録されたものに比べ、テンポがかなり遅く、バスドラムの連打がほとんどない。また、完全なスラッシュ・メタルである『Jealousy』版と比べると、ややハードコアに近い要素を含んだアレンジになっている。
BPM200という「オルガスム」を上回るX史上最速のナンバー。1分間につき、ドラムを800発近く叩いている。HIDEはこの曲を「YOSHIKI殺し」と呼んでいた。
この曲を収録するにあたり、YOSHIKIが掲げたテーマは「最速のテンポに挑戦!」であった。当初は収録された物より更にテンポが速く、渡米前に試し録りで弾いてみたPATAも「これはさすがに無理だろ」と言う程で、最終的に当初の予定よりも少しテンポを落としたバージョンが収録される事となった。
激しいドラムプレイのため、レコーディング直後の2日間、YOSHIKIは椎間板ヘルニアを背負うことになる。
テンポが速いだけではなく、YOSHIKIがピアノで作ったメロディやフレーズが基になっているため、通常のロックやメタルのギターではあまり用いない運指も多く、Xの楽曲の中でも最も難しい部類に入るため、オフィシャルバンドスコアでメンバー達は「コピーする奴いるのか?」と語っている。
『Jealousy』版は、「BLUE BLOOD TOUR」などで演奏された。ライブに於いては、曲中にHIDEによるアドリブのスキャット(通称「HIDE語」)が挿入されるのが定番となっていた。
ギターソロ及びメインリフはPATAが担当している。ライブではPATAがフルピッキングでギターソロを演奏しており、ファンの間では「PATAの本気を見られる楽曲」としても有名。
YOSHIKIは「メジャーシーンに行くと絶対に失っていく要素をこの曲に込めた」と語っている