いわずと知れた日本ポップス界の大御所にして職人。妻である竹内まりあもシンガーソングライターとして第一線で活躍中。1950年代から1970年代にかけてのアメリカンポップス・ロックに影響を受け、日本におけるア・カペラ、ドゥーワップのオーソリティの一人でもある。筋金入りのオーディオマニアであり、ソングライターマニアである。この事が自身の曲や提供曲に存分に生かされている。
社会情勢などの事情によりつらい高校時代をすごし、明治大学法学部に入学するも理想と現実の薄利に嫌気が差し、中退。1973年に伝説のバンド、シュガー・ベイブを結成。当時、フォークミュージックやハードロック、関西出身のR&B(もしくはブルース)アーティストらに苦戦を強いられるも、持ち前の音楽性からCM音楽への参加や楽曲の完成度から業界からは注目されていた。アルバム『SONGS』は高い評価を得たが、様々な理由により解散。
解散した年である1976年12月25日、アルバム『CIRCUS TOWN』でRCA ⁄ RVCよりソロ・デビュー。当初は不遇の時代を過ごすが、1979年にリカットしたシングル「LET'S DANCE BABY」のB面「BOMBER」が大阪のディスコを中心にスマッシュヒット。6月2日にスタートした初ツアー『FLYING TOUR '79 PART-1』の大阪公演が大盛況。以後、精力的にプロモーションやコンサートツアーを行い、その甲斐あって1980年にリリースしたシングル「RIDE ON TIME」がオリコンウィークリーチャートTOP10入りを果たす。アルバム『RIDE ON TIME』もアルバム・チャート1位を記録、ソロ・デビュー4年目にしてブレイクを果たす。以後、人気ミュージシャンとして多忙な日々を送る。
代表曲は「クリスマス・イブ」「ヘロン」「さよなら夏の日」「RIDE ON TIME」「GET BACK IN LOVE」「Endless Game」「いつか晴れた日に」「アトムの子」「世界の果てまで」など。