テンポ以上の疾走感が感じられる、彼ららしい1曲。

次々にトリプルギターの面々とブルースが
主役を交互に張り続けます。

それを下支えしながら、ただの下支えで終わらない、
ニコ&スティーブの、担当楽器を歌わせたらメタル界最強のリズム隊。

Iron Maidenが他のバンドと圧倒的に違うのは、
どんな曲にも「歌心」があることではないかと思うのですが、
このテンポ感で歌心があるなんて、本当に素晴らしい。

今までの疾走ナンバーとは違う貫禄も全面に感じられるのですが、
貫禄と紙一重で現れがちな鈍重さは一切なく、
やけにフットワークが軽いのも嬉しいところです。