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WOLVES OF WARFIELD
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解説 - WOLVES OF WARFIELD
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1. 火薬バカ一代 ★★ (2010-07-30 23:40:00)

横浜出身のスラッシュ・メタル・トリオが'08年に発表し、雑誌等で高い評価を受けたというデビュー作。
バンド名やジャケット・アートワーク、戦争をテーマにした歌詞の数々がSODOMっぽさを漂わせているが、
実際、整合性よりも勢い重視の荒々しく好戦的なスラッシュ・サウンドは、『NUCLAER WINTER』『AGENT ORANGE』
の頃のSODOMと重なる部分多し。(Voはトム・エンジェルリッパーというよりもミレ・ペトロツァってな感じだけど)
何より、結成が90年代初頭のベテラン・バンドが演ってるとはとても思えぬ、若々しく刺々しい初期衝動に塗れた
楽曲の数々がカッコイイったら。特に、畳み掛けるように疾走するリズムの上に、ささくれ立ったGリフと、
攻撃的且つキャッチーな歌メロが乗っかった④は、どうしても似たり寄ったりの楽曲が多くなってしまう、
この手のタイプのスラッシュ・ソングの中ではかなり強いインパクトを受けた1曲。デストローイ。
戦場を思わせるSE①に導かれて、ドカドカと豪快に突進を開始する②に始まり、ライブ映えしそうなラスト・ナンバー
⑨に至るまで、全9曲収録でランニング・タイム30分強という、無駄なくタイトに絞り込まれた構成も○。
裏声シャウト型(FAST KILLと良く似たタイプ)のVoは好き嫌いが分かれるところなれど、80年代の
ヨーロピアン・スラッシュ・メタルが好きなお人なら、買って損はない(というか積極的に買うべき)1枚。




2. 失恋船長 ★★★ (2012-01-05 06:45:08)

FAST KILLとスプリットCDもリリースしたことがある関東のスラッシュメタルバンドの1st
スピードと爆発力を軸に重量感あるスラッシュナンバーがこれでもかといわんばかりに畳み掛けてきます。乾いたリフが摩擦の大きい突貫型スラッシュサウンドとして終始貫かれている姿は圧巻、ドスの効いた歌声も堂に入っておりスピーディーな曲構成と相俟って独自のスタイルへと昇華しようとしています。アルバムジャケットや曲名が示すよう攻撃的なイメージも放たれるマシンガンリフと共に全てをなぎ倒してくれるでしょう。一点集中されるパワフルさにスラッシュメタルの中毒性と疲労感を覚えます。あとは聴き手の好みでしょう。普遍のスラッシュサウンドをお探しの方なら聞いて損はしませんよ。もはや主食としてこの手のジャンルを聴かなくなった僕でもグッと来るものがありますから。



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