古代ローマをコンセプトとした3RD。 いやあ化けましたね。大化け。ブルデスを基調にエレクトロニカ的なタッチやオーケストレーション、壮大なクワイアを取り入れた音の印象は(Nile+映画音楽)÷2のような感じ。ありそうでなかったスタイルで、かなり強烈です。古代ローマ語を取り入れたり、雰囲気づくりにも余念がありません。 どっしり重いリフと激しいドラムと、二種類のデス声の掛け合いの基礎部分もしっかりしていて、装飾一辺倒なメロデス感はゼロ。さすがです。 アルバム全編いいものが揃っているけれども、特に良いのは九分に及ぶブルデス絵巻「Deus Ex Machina」と呪詛で始まる「Wrath Of The Baath」。多彩な展開が次々に広げられ、飽きている暇がない。 文句なしに名盤!