さて今作の最も評価の別れ目はやはりアンジェラのVoでしょう… 個人的にはアンジェラもヨハンも大好きなVoなのでいつもアンジェラに関しての否定的な意見が多いのは正直複雑です…今作でも自分はアンジェラは大健闘していると思いますし…ただ正直言って原曲のヨハンのVoには勝てない曲(Bury me an angel等)があるのも事実です…ヨハン大好きな方が聞くとどうしてもアンジェラのVoに違和感があると感じるかもしれません… 後こればかりはしょうがない事ですが、Voの問題抜きにしても明らかに原曲の方が良い曲もあります…Dead Inside等が良い例で、当時の突き抜けるような疾走感や突進力に欠ける平凡な曲になってしまっているのが残念で仕方ありません… そもそも何故今作のプロデューサーがアンディー・スニープなの???? 訳分らん…どう考えても今作はフレデリック・ノードストロームで行くべきでしょ… 彼は当時から初期3作品Black Earth~Burning Bridges迄も全てプロデュースを行っているし、初期からとても深くArch Enemyというバンドに関わってくれいます、楽曲の事は全て知り尽くしてるはず…ノードストロームがプロデューサーをやっていれば原曲の良さを損なわないもっともっと良いアルバムになった可能性が高いだけに、そこの面もちょっと残念かな… 個人的にスニープは[ANTHEMS OF REBELLION]の頃からあまり良い印象を持っていない…[ANTHEMS OF REBELLION]が決して駄作とは言わないが他のアルバムと比べると質が落ちるのも事実…次作は何が何でもノードストロームをプロデューサーで行ってほしい!! 自分は昔からArch Enemyの大ファンなので初期の曲を再び聞けるのはとても嬉しい限りですし、ここのレビューサイトで言えば★3つレベルの超名曲ばかり並べてある訳ですし楽曲の質も高い分、細かい事は気にせず充分楽しんでもらえるアルバムだと思います!! 初期~のファンもBury Me An AngelやSilverwingの感動が再び味わえるのは素直に嬉しいはず!! マイケルとクリスのツインギターも見事に冴えてますし総合的に見て良い出来だと思います!! Arch Enemyファンならずとも買いなお勧めのアルバムです!!
聴いた瞬間は、今のArch Enemyはこういうものかと再認識させられました。 良い意味で、ヨハン時代のArch Enemyはもう過去のもの。 技術的な面、voの面にしてもです。 初期の方が好きだと思った部分も、不満な部分もなくはありません。 でもやっぱりArch Enemyが好きだから、素晴らしいセルフカバーアルバムだと思っています。 とりあえずThe Root of All Evilを聴いて初期三作を聴いてる僕がいます。 この後はきっとまたThe Root of All Evilを聴くでしょう。
選曲についてですが…個人的に好きな「Pilgrim」「Transmigration Macabre」を演ってくれているのは嬉しいんですが…インタビューで再録を示唆していた「Angelclaw」を結局演ってくれなかったのが残念。Angelaもスクリームとグロウルの使い分けが出来る人ですし、今の彼らの音で聴きたかった。カヴァー曲を入れるくらいなら、「Angelclaw」「Fields of Desolation」を入れて欲しかった…。