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THE DYSTOPIA JOURNALS (2007年)
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THE DYSTOPIA JOURNALS
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解説 - THE DYSTOPIA JOURNALS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-03-01 07:17:00)

2007年発表の1st。

「ARCTURUSっぽい」と前から評判の彼らですが…そう前置きされても、実際に聴いてみるとかなりの驚きがあるくらい、ARCTURUSソックリのプログレブラックですね(笑)。しかも特定のアルバムじゃなく、SFっぽい情景が垣間見えるキャッチーなリフやキーボードの音色は「The Sham Mirrors」に、気難しい賢者のような低音ノーマル声や全体に漂うリスナーを幻惑するようなムードは「La Masquerade Infernale」に通じるものがあるなど、ARCTURUSが今までにリリースしてきた作品全体から影響を受けたような仕上がりの音なのが面白いです。

…でも、ヴォーカルはGarm風に低音で歌い上げられる時点で歌唱力あると思う上、ブラック声もバリエーション豊かでかなりの実力者だし、曲自体もARCTURUSが3rdリリース後にメンバーを替えず出したアルバム…という嘘が罷り通りそうな程クオリティも高いと思うし、実はかなり凄まじい作品なのかもしれません。ARCTURUSで言う「The Chaos Path」や「Radical Cut」のようなスペシャルな曲に欠けるきらいはあるんですが、単なるフォロワーで片付けられない力作に仕上がっていると思います。

当然、ARCTURUSを知らなくてもプログレメタル好きなら楽しめる質の高さはありますが、やはりARCTURUSの主要な作品を押さえた上で聴くのがお勧め。特にARCTURUSファンにとっては衝撃作だと思います。



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