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MYSTERION TES ANOMIAS
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MYSTERION TES ANOMIAS
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解説 - MYSTERION TES ANOMIAS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-11-18 19:46:00)

2005年発表の4曲入りEP。
98年の「Mysterion tes Anomias」と04年の「Netivah Ha-Chokmah」を纏めたリリース。

ブックレットによると、パート1(Mysterion~)はオーソドックスなブラック、パート2はデスと書かれていますが…確かにパート1はシャーシャー系の歪みに邪悪なトレモロを絡め、ファスト&プリミティブに疾走するタイプで典型的なブラックのスタイルですが、パート2も音が厚くなったり刻みを多用したりしてはいるものの、雰囲気は紛れも無くブラックそのもの。むしろ音が厚くなった分黒さも濃くなってる気がします。

WATAINやONDSKAPT、MALIGN辺りに通じる、宗教的なカルト性が感じられるのも大きな特徴ですね。ヘブライ語やラテン語も用い、リアルにサタニズムに深く傾倒してそうなムードがあるのもいいです。ヴォーカルのスタイルはTRIUMPHATORやCHAOS OMEN系の苦しげにうめくタイプのがなりですが、このVoかなり良いですね。MALIGNのNordと同一人物らしいですが、苦しげだったMALIGNの時より安定してて、地獄から這い上がってくる亡者のような恐さがあると思う。凄みの効いた声で、もう少し「押し」と「引き」を心得ればFUNERAL MISTに肉薄できる表現力があると思います。

しかし、この作品はNecromorbus Stadioで録音され、ドラムのShivaはNecromorbusその人らしいですが…AriochといいNecromorbus本人といい、Necromorbusに関わった人ってこういう潰れた声で邪悪さを表現するヴォーカル多いような。Necromorbus秘伝の歌い方だったりして(笑)。それか彼と付き合ってると呪いで声が邪悪になってしまうとか(笑)。



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