Vo藤原MAX正紀(ex十二単)G日下部BUNNY正則(exSNIPER)B恩田快人(exPRSENCE~JACKS'N'JOKER~JUDY AND MARY)Dr梅沢康博(exREACTION~JACKS'N'JOKER)の四人からなる実力派ベテランハードロッカーが連なり結成されたバンドの2005年にリリースした1stミニアルバムを紹介します。各メンバーの下地となる音楽性を上手く取り込みアメリカンテイストを散りばめたサウンドは安定感抜群の演奏と相俟って心地よく耳に届き、個人的には日本語詩の懐かしいロックな歌詞に苦笑いをしつつも70.80年代のハードサウンドを想起させてくれ楽しめましたね。BUNNYのギターのトーンといいタッチといい素晴らしいフィーリングがあり弾くときは派手に弾きまくり聴かせる時はしっとりと艶のある音色を奏で聴き手を魅了します、また曲調に合せ強靭なリズムを叩き出す梅沢の存在がキーポイント、派手なツーバスは勿論、軽やかなタム回しと豪快なドラミングを披露し存在感を誇示しています、彼がこのサウンドの要と言い切ってしまえるほど特徴的なプレイで魅了しています、まさに変化自在とはこのことか実に面白い。そして伸びやかなハイトーンを駆使し朗々と歌いきる藤原の貢献も見逃せませんね、JUDY AND MARYのベースだった恩田も僕にとってはバリバリのロックン・ローラーなのでこのサウンドの中でノビノビとしたプレイを披露、梅沢とはJACKS'N'JOKER以来の阿吽の呼吸で引っ張ってくれる。目新しいサウンドではないし、個性不足も否めないがベテランが今の時代に叩き付けた自分らしいサウンドを支持しますね。HM/HRにトレンドは無用の長物ですから