The BossことBRUCE SPRINGSTEEN が、その当時のアメリカにおける日常の絶望と闇を描ききった一大抒情詩であり、彼の最高傑作である。明日なき暴走で「ロックン・ロールの未来」と評されたBRUCE SPRINGSTEEN が、アメリカのワーキング・クラスの代弁者となったアルバムである。のちの「 BORN IN THE USA」で良くも悪くもアメリカの代弁者として祭り上げられる前の、STREETの臭いがプンプンする等身大のBRUCE SPRINGSTEENを堪能するなら、このアルバムがベストでしょう。2枚組みながら全曲捨て曲なしです。