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THE WANDERER AND HIS SHADOW (2007年)
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THE WANDERER AND HIS SHADOW
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解説 - THE WANDERER AND HIS SHADOW
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-06-27 19:24:00)

2007年発表の2nd。

上品な美メロをたっぷりとフィーチャーしたシンフォ/メロディックブラックを演ってるのは相変わらずですが、ヴァイオリンが脱退したからなのかバンドが成熟してきているからなのか、1stと比べると作風に変化が窺えますね。悲哀の感情が鮮麗なメロディの奔流となって表れたかのような劇的なメロが多かった1stと比べると、こっちはゴシック的な妖気漂う雰囲気を丁寧に描写していくような、良くも悪くも落ち着いた作風になったという印象。

作風の変化に従って、ヴォーカルもがなり散らすだけではなく、微妙なニュアンスをデス声で表現しようとしてますね。…ただ、その試みは成功しているとは思うんですが、個人的に生理的に苦手なタイプの声になりつつあるのが少し残念。あと、何気に音質が良い…というか味のある音だと思います。ノートリガーである事を高らかに謳い上げるドラムスは激烈でも雰囲気を壊すようなうるささはなく、ギターも歪みが弱すぎず強すぎず、金属的過ぎずでどこかアナログっぽい(?)耳触りの良さのある音でかなり良いと思います。

メロブラに鮮烈な泣きメロ、クサメロの類を求めるならば1st、妖気の漂う雰囲気を求めるならこの作品がお勧め。因みに、CDトレイが真っ黒なので外してみたら、そこにはニーチェの言葉が…その中の「if you gaze for long into an abyss, the abyss gazes also into you」というフレーズはMAYHEMのイタリアのライブ盤で、Maniacが言ってたMCとほぼ同じですね。
ブラックメタルを聴いて、教養を付けるなんていうのも面白いかも(笑)。



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