元はイアンギランバンドのギタリストだったレイ・フェンウィックらが中心となりパープルの名曲「SMOKE ON THE WATER」をカヴァーしたシングルが出発でしたね。こちらは1988年にリリースされた2nd、シンガーにサバスのトニーマーティン、ドラムはコージー・パウエル、ちなみにベースはあのローレン・スコッティルです。オープニングのジャジーなインストナンバーが始まった時にはヤバいと思ったのですが、徐々にエンジンに火がつきハードさがアップ、そこまで期待は出来ないメタル度の薄いアダルト路線のハードなロックサウンドなので少々物足りなさはありますが、マーティン節とも言える憂いのあるマイルドな歌声がしっとりとした味わいを乗せ楽曲を締めてくれます。何を聴きたいのかで評価も分かれますがアダルトな歌モノAOR系のハードサウンドをお探しの方なら楽しんでもらえるのではないでしょうか、コージーはややおとなしめでしたね。