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解説 - ETERNAL BLUE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-05-01 01:57:00)

2007年発表の2nd。
このユニットも、最近メジャーデビューしたASRIEL等と同様、ゴシック寄りの世界観を
演出しながらも歌を重視した作風をやってますね。ASRIELやALI PROJECT等のメジャー
クラスと比べると音質やアレンジに少し物足りなさがありますが、1曲目のサビのクサメロ&
疾走のもたらす高揚感など、ここぞという時の爆発力では勝るとも劣りません。
ヴォーカルの、ちょっと泣きの入った感じの、清楚に伸びる声質も大きな魅力だと思います。
…この人の声って、どこか歌う事への真摯さみたいなものが感じられて好きなんですよね。
また、アルバム一枚で一つのストーリーを構成する、コンセプチュアルな世界観も魅力的。
超大雑把に言えば、分断された世界に住む二人の主人公が出逢うまでの物語…みたいな感じで、
世界観の設定などはかなり凝ってて、壮大。
なのに6曲しかないので、オープニング、主人公1の境遇、主人公2の境遇、主人公1の物語、
主人公2の物語、邂逅と結末…みたいな感じでストーリーの進行が恐ろしく早いです(笑)
小説を読んでいるというよりも、物語の名場面をスクラップしたものを読んでいるような気分。
それだけに、捨て曲や不要な場面みたいなものが無く、個人的には3rdよりも入り込めました。
あっちは、どうも「STAGE」が浮いているような気がするんですよね…。
全体的にメロディの質が高く、つまらない曲とかはないですが私的には一曲目に尽きます。
本当に良いメロディは、どんなにキャッチーであっても何度聴いても飽きないという好例。
クサメタラーやマリス辺りのV系ファンならば聴く価値ありですよ。



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