2007年の8曲入り1stアルバム。 このバンドはTymah (Tuman)のShadow氏の新バンドで、自らの音楽性をTrue Carpathian Black Metalと称しているみたいです。 このShadow氏は他にもDuskやDiecoldでも活躍してるみたいで、Duskはちょっと試聴した程度なので詳しくは知りませんが、DiecoldはOld School Black Metalの保全を目的としているらしく、実際スラッシュテイストの強いブラックでした。 で、今回の666ですが、Tymah (Tuman)に近い感じですね。 スラッシュテイストの強い初期ブラックよりも、もう少しブラックメタルというジャンルが完成されて黎明期に入った頃の90年代半ば頃のブラックって感じです。 リフがやたらに格好いいミドル~アップテンポの曲中心です。MayhemやDarkthroneなどのノルウェジアンブラックが好きな人にオススメなのはもちろんのこと、音質はそんなに極悪って感じではありませんし、割とメロディックなのでプリミティブブラックはあんまり…という人でも聴きやすいのではないかと思います。