前作 XI のリリースがが77年9月、テリー・キャスの死が78年1月、同年3月に作り始めて10月に本作リリース。新ギタリスト&プロデューサー、アルバムタイトル&ジャケットと、シカゴにとっての初めてづくしのアルバムとなりました。既にビリー・ジョエルの「ストレンジャー」をプロデュースしたフィル・ラモーンのプロデュースに加えて、何とビー・ジーズの参加もあり当時全盛のディスコサウンド、ブラックコンテンポラリーの匂いがプンプン。CHICAGO の中では異色のアルバムに映るかも知れませんが、1978年だからこそ生まれた1枚とも言えるでしょう。後により洗練された(日本で言う)AOR路線に転向する前のこの時期において、よくぞこんなアルバムを作ってくれたものです。チャートではTOP10から漏れたけど、これも今ではどうでもいいことですっ!