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ファンタジア (2006年)
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ファンタジア
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解説 - ファンタジア
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-05-01 19:41:00)

2006年末に発表された、恐るべき完成度を誇るデビュー作。
音楽性は「語れ」の所でも書いた通りシンフォニックロック+トラッドといった感じで、
今作は「ルナティック・ラヴ」とは違いメタル要素は希薄(6曲目にメロスピ的な疾走が
あるくらい)ですが、その分民族色が濃く、SOUND HORIZONと初期ZABADAKの中間の路線と
言う事が出来るかもしれません。コンセプトアルバムですが、SHと違い語りは無いため、
その分取っ付きやすいと言えると思います。
このアルバムで最も優れているのは、やはりその群を抜いたメロディセンスでしょうね。
なんか主旋律に関しては印象に残らないメロディを探す方が難しいというくらい、
琴線に触れるメロディが多いです。ほぼ打ち込みで制作されたらしいですが、音質に
チープさは無く(強いて言えば一部Voの処理が聞き辛い所があるくらい)、完成度は高いです。
ヴォーカルは女性で、こういう幻想的なコンセプトの語り手として相応しい、柔らかな
声質の持ち主。「樹海のヒカリ」での神秘的な表現力、「約束」のサビでのメロを
しっかり活かした優しい歌い回しなどは特に彼女のヴォーカルが光るポイント。
かっこよさを前面に出した曲では、所々力みが感じられる所もありましたが、次回作の
「ルナティック・ラヴ」ではしっかり克服してるし問題無いかと。オフィを見ると、
今のところバンドに所属しているわけではないらしいですが、声質的に一聴して彼女だと
分かる個性があると思うので、出来ればこれからの作品にも参加して欲しいところ。
とにかくデビュー作とは思えない良作で、メジャーアーティストを脅かす完成度だと思います。
マキシマムザホルモン言う所の「ロック番狂わせ」を起こせるアーティストでしょう。
ちなみに値段は10曲入り750円。ありえない…。



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