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地獄歌占 (????年)
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地獄歌占
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解説 - 地獄歌占
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-03-23 18:32:00)

「地獄少女」という漫画のイメージアルバム。2006年末発表。
歌ものが4曲、インスト4曲(「悠久の紅」はコーラス入り)の計8曲という構成。
アルバムタイトルの読み方は「じごくうたうら」。「じごくかせん」だと思ってました…(汗)
KIRCHEでの彼女の作風はどっちかというと「異国風」な感じだと思いますが、この作品は
創作元の影響もあってか、和風ホラーテイストと耽美さが入り混じった、テイストの
随分異なる作品。曲はManackさんという人が作っている様ですが、かなり良い仕事してます。
まず歌ものの曲ではみとせさんの繊細な声質を上手く活かした曲作りがされていると思うし、
オリジナル曲のメロディも抜群に良い。「月花-GEKKA-」は和風ゴシックや幻想的な
女性ヴォーカルが好きならば聞き逃せない、キャッチーさと深みを両立した珠玉の名曲。
またインストもアルバムの流れに変化を与えている「小さな幸せ」や、「かぞえうた」に
繋がる美しさと恐さを備えた「劫火の少女」など、どれも聴き応えのある物が揃ってます。
ヴォーカルはとにかく素晴らしいの一言。
この人、また声の鋭さを増したんじゃないでしょうか…。水晶硝子の透明感と、舞い散る
桜の儚さ。それらを感じさせながらも芯の通った声、本当に心に響きます。
彼女のヴォーカルはもっと評価されてしかるべきですね。
ちなみに、裏ジャケやインナーの、恐らく漫画の主人公と思われる女性の絵も、みとせさんが
描いたとか(ジャケは別)。この少女文学っぽい絵が、アルバムの世界観の耽美さを更に
深いものにしていると思います。裏ジャケ普通に可愛い、インナーの蜘蛛がリアル(笑)。
絵も上手いし、声質綺麗、歌唱力も抜群、作詞のセンスも素晴らしい。凄い人ですね…。
…このアルバムを聴く限り、世界観的にかなりツボなんですが…原作もチェックしてみようかな。



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