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BURDENS (2006年)
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BURDENS
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解説 - BURDENS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2006-12-17 23:53:00)

2006年発表の1st。
曲は全てBlasphemerのペンによるものですが、やっぱり彼は多才なミュージシャンですね。
初期のTHE 3RD AND THE MORTAL辺りを思わせる、女性ヴォーカルをフィーチャーした
スローテンポで陰鬱なゴシック/ドゥームで、メロディは主にギターが中心で時折ピアノなども
入ってます。Blasphemerの所属していたバンドって、MAYHEMもAURA NOIRもメロディで
聴かせるタイプではなかったので、彼がゴシックをやったらどんな感じの仕上がりになるのかと
思ってましたが…彼はメロディのセンスも良かったです。基本的に陰鬱なんですが、そこに
哀愁やガラス細工を思わせる繊細さが盛り込まれているメロディだと思います。
あそこまでヘヴィではないものの、MOURNFUL CONGREGATION辺りを好きな人が聴いても
ぐっと来るものがあるかもしれません。なんとなくアンティークな調度品に囲まれた部屋で、
電気消して真っ暗な中で落ち込んでる感じの雰囲気。MAYHEMの作風からして彼は結構ヤバい
人なのかと思ってましたが(失礼)、実は繊細なんでしょうか。
なんか不良が猫に餌あげてる所を見た感覚に似てるような…冗談です(笑)。
ヴォーカルは高音を普通に歌うと可憐といってもいいくらい綺麗ですが、魔女っぽい声で
語ったり泣いたり喘いだりでちょっとエキセントリックな部分も。
たまにAnne-Mary(3RD AND THE MORTAL)やMonika(ATROX)を思わせる妖しさもあって良い感じ。
ところでこのパッケージ裏の「High Resolution Sound」ってなんなんでしょう?
確かに各パート共に綺麗な音で録られていて、特にギターの音色がメロディに負けず
美しいんですが、音が小さめです。ARCTURUSの4thにも同様の表記があって、そっちも音が
小さかったんですよね…。「High Resolution」と言うからにはもうちょっと大きな音で
録って欲しいです。音量を上げればベースも気持ち良く効いてるいい音ですし、
全体的に見たらかなりお勧めですけど。



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