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解説 - CARHEART
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Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-09-29 18:46:00)

2003年発表の1st。

メンバーが3人ともVED BUENS ENDEに関連している上、CzralことCarl-Michael自身もVBEとの音楽的関連を認めている通り、グニャグニャした音像の向こうに人影が見えるようなダークなアンサンブルで聴かせるところはVBEとも共通した音楽性ですね。VBEと比べるとブラック色は薄めで、代わりにロック色が強くもっとメリハリの効いた展開や音色を取り入れた音楽になっていると思います。

ただそのメリハリの付け方がことごとく変態的なため、ブラック色が薄くなったにも関わらず全体的に更に奇形度を増している印象。明らかに変態音楽の類だと思いますが、時折凄くかっこよくトリッキーなリフが飛び出したりするので、普段からブラックメタルのようなリフ主体の音楽を聴いている人や、アンサンブルの気持ち悪さを楽しめる人にはお勧めです。

Carl-Michaelのヴォーカルも相変わらず妖しい普通声で良い感じ。やっぱり彼はスラッシュ声よりもこっちの方が合ってると思います。それにしても、「CARHEART」のラストや「GUM MEET MOTHER」のサビ(?)の間のリフなんてそれだけ取って見ても充分かっこいいと思うんですが…。DODHEIMSGARDの3rdなんかもそうですが、こういう基本的なセンスの高さが無いとアヴァンギャルドな音楽は出来ないのかもしれませんね。




2. mokusatu ★★ (2006-10-11 00:55:00)

ドライブするアルバムです。「ドライブ感あるアルバム」ではなく、アンサンブルが車という意味です。アルバム・タイトルの通りです。
「CARHEART」なんて言葉はないわけですけど、car=dogと考えると理解しやすい。おそらく、「ドライバーが犬」と考えても、「『走る』という点で犬も車も同じ」と捉えても、どちらでもいいのでしょう(曲名通り「DOGS WITH WHEELS」としてもよさげ)。
つまり、演奏者が犬(もしくは車)という事でいいと思います。ドラムがボディ、ベースがエンジン、ギターがタイヤ、もしくはドラムが筋肉、ベースが肺、ギターがアキレス腱。
舗装され、用意された道路ではなく、現代の道なき道を駆け抜けるパラノイア・ハード・ロック。ギターはCzral、ドラムはBEYOND DAWNの人、ゲスト・ボーカルにGarm(ULVER)、作詞・作曲協力に元DODHEIMSGARDのZweizz(Svein)。
バンド名はシンプルですけど、全く伊達ではありません。ワンワン!!



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