カーペンターズには知名度の有無・大小に関わらず、数多くの名曲が存在します。 本作は、リチャード・カーペンター自身がその中から"シングルカットされなかった曲"を選曲した2枚組全28曲収録の、所謂"裏ベスト"です。 そのため、このサイトでも上位にランクインされている、"青春の輝き"や"愛のプレリュード"等は収録されていません。 では、本作はマニア向けの内容なのか? 答えは、NO!です。 捨て曲があるにはありますが、"動物と子供たちの詩"や"ウェディング・ソング"など、 ファンや初心者など関係なく聴けるアルバムになっております。 曲順も、デヴュー作「TICKET TO RIDE」からラストアルバム「VOICE OF THE HEART」のオリジナル全10作から年代順に選ばれているので、 リチャード自身による曲解説と合わせて、カーペンターズ・サウンドが進化していく過程を読み取ることが出来ます。 個人的には、バラードがメインのDisc-2はぜひ聴いてほしいですね。 ラストの"Look To Your Dreams"は涙なしには聴けません!