2006年5月17日発売予定の、まさに完全版と言えるベスト盤です。 山本恭司監修による、UKライブ音源3曲を含む二枚組み全30曲(\3000)。 収録曲の点で、何と言っても目に付くのはIIIの全曲収録。バランスを重視していたこれまでとはえらい違いです。 他にも、これまでのベスト盤では無視されてきた名曲も多数収録されているのが嬉しい。ざっと挙げるだけでIIIを除いても「MASK OF FLESH」「THE GIRL IN RED」「LOVE SOMEONE」「I'VE THROWN ALL IT AWAY」、そして「SOMEWHERE IN THE NIGHT」など、名曲目白押しです。 選曲の面で大いに不満が残る「LEGACY」と「TWIN BEST」は、もう必要ありません。ジャケットも滅茶苦茶かっこいいですし、これはもう、絶対に買いましょう。東芝EMI、今度こそは発売中止にするなよ!
選曲に関しては、千人千様の要求があるでしょうが、恭司さんが選んだだけあって、僕的には文句なしです。ライブヴァージョンはあるものの、Ⅲの全曲収録はやはり評価できます。特に"Pains Of Love"や"Too Late To Turn Back"のようなライヴ映えする曲がライヴでしっかり収録されているのはエライ。全曲全てのフレーズを覚えるまで聴きこんでるのですが、やはり、また聴き入ってしました。明らかに"LEGACY"よりも満足度が高いベスト盤であるでしょう。 恭司さんのライナー読んでも感じますが、まさに奇跡のバンドとは彼らのことでしょう。 しかし、恭司さんのライナーの最後のフレーズはまさかの再結成を匂わしてませんか?