85年リリースの2ndアルバム。 当時ドイツにはACCEPTフォロワーとも言うべきバンドが沢山いましたが、 彼らはその中でもクオリティは高かったと思います。 べた付いたドラムの音が少し気になりますが、「I LOVE THE NIGHT」 「BACK TO ATTACK」「WON'T STOP ROCKING」 等は名曲だと思います。
前作「VICTIM OF CHAINS」には及ばないものの、マイナーメタルとしては佳作の部類で、前作が気に入った人なら持っていても損はない。 内容についてもう少し具体的に触れると、疾走系はそこそこ調子良いけど、ミドルテンポ系で耳をひくものがあんましないです。もう少しミドルテンポ系が安定した質の高さを保っていたなら、現在のような「マニア向け」の評価で終わることもなかったハズ。墓石(GRAVESTONE)と言われて、聖飢魔Ⅱの「墓石破壊し」の珍歌詞しか浮かばないメタルファンが多くても仕方がない・・・。 本作から入った人は、本編よりむしろボーナストラックである前作収録曲のライブテイク「ROCK'N ROLL IS EASY」と「SON OF THE FREEWAY」のカッコ良さにたまげるでしょう。 ところでこの2曲、一応ライブテイクということになってますが、余りにも再現度が高すぎて妙です。スタジオ録音のものにただ歓声をくっつけただけの代物だと思うんですが。 推薦度:★☆