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SUMMON THE DEAD (1988年)
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SUMMON THE DEAD
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解説 - SUMMON THE DEAD
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. せーら ★★ (2006-03-27 18:38:00)

88年、ギリシャ出身、B級デスラッシュ。
童謡「ちょうちょ」のSEで、アルバムは意味不明な幕を開ける。
デスラッシュと言ってもヴォーカルがデス声なだけでエグさは殆どなく、普通のスラッシュと大差ないし、正統派っぽい側面まであったりと、このジャンルに疎い私でも十分楽しめます。
しっかりメロディアスな旋律も弾けちゃうギターと、ドタバタ元気なドラムの高感度高し。
どこかの民謡のフレーズを織り込んだり、変なSEをくっ付けたり、ワケの分からん展開をするところは、わざとなのか天然なのか。
こんなにもベタな名前なのにこんなにもマイナー。「FLAMES」で検索かけても出てくるのは「IN FLAMES」の情報ばかりで、本人達もきっと悲しんでるに違いない。
現在、次作「LAST PROPHECY」とのカップリングCDが新品で購入可能なので、興味ある方は今のうちに入手して下さい。
次作もえぇ作品ですよ。1曲目のイントロでわたしゃ爆笑しました。




2. カットタン ★★ (2009-07-04 16:51:00)

殆どデスヴォイスの吐き捨てVo。でも曲自体は真っ当なスラッシュであり、フレーズによってはかなり正統派なメタル。
強烈なヴォーカルと、メロディックなギターの対比に、なんとなく日本のギズムを思い起こす部分もあります。
それにして、使用するSEのセンスが独特。こういうナンセンスは大好きです。




3. 火薬バカ一代 ★★★ (2011-06-01 23:08:15)

デスラッシャーの先駆け的存在とも目される、ギリシャのカルト・スラッシュ・メタル・バンドが'88年に発表した3rdアルバム。
結成当初はNWOBHMの匂いも香る正統派HMを演っていたが、本作で完全にスラッシュ・メタル・フィールドへと移行完了。“EASTEN FRONT(東部戦線)”のタイトルやSEからも分かる通り、映画『戦争のはらわた』へのトリビュート・ソングたる①を手始めに、ペラっペラな音質のもと、鬼のように刻まれるGリフと、けたたましく打ち鳴らされるDs、そして野蛮なデス声Voとがグシャグシャの塊となって突進する暴走スラッシュ・メタルは、初期のKREATORやSODOM、BULLDOZER辺りを比較対象に挙げたくなるとっ散らかり具合だが、とにかくバカバカしいまでの迫力は十分。
痙攣気味に炸裂するGリフのクールさにも侮れないものがあるし、曲によっては泣きのGソロからドラマティックな曲展開、果てはブラスト・ビートまでが組み込まれ、またドイツ民謡“小さなハンス”(日本では『ちょうちょ』のタイトルで有名)、酒飲み賛歌“BIER HER,ODER ICH FALL UM”、ロシア民謡“カリンカ”を挿入して本編のアクセントとする等、風変わりなアレンジ・センスもユニーク。7分以上に及ぶ大作⑤や劇的な⑦なんかは彼らの実力がしかと発揮された名曲だ。
あと、ビシッと決めた裏ジャケの集合写真で、ドラマーが目を瞑ってしまっているのにも親近感が沸きますね(笑)。きっと出来上がりを見て「俺って奴は・・・」と頭を抱えたに違いない。



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