Stargazer と A Light In The Black という大作B面の楽曲がよく凄いと言われる(それ以外の曲はあんまり・・という人も↑多いようだ)が、それはRAINBOWというバンド、そしてこのアルバムの一側面でしかない。 いや理屈じゃなく、まず「Tarot Woman」この完璧な呪術的名曲のインパクトがあればこそ、このアルバムは超名盤たりえたのではないか。そして続くブルージーかつ哀愁のある「Run With The Wolf」・・・この2曲の濃さと、さらに続くシャッフル調の「Starstruck」、キャッチーな「Do You Close Your Eyes」の絶妙な“色"の違い・・・ここまでの流れでも充分名盤(しかも楽曲のみならずその演奏が輪をかけて凄い緊張感だから最高)なのに、 さらに上記の大名曲が2連チャン・・・とんでもないアルバムである。 結局これを超えるスタジオ・アルバムはロック界には存在しないような気がする。
ハードロックこれ聴かずして語るなかれ! 人生で一番聴きこんだアルバムがこの「RAINBOW RISING」なのです。 パープルは肌に合わなかったが私ですが、レインボーはどんぴしゃ!!! 様式美の細かい定義はよくわかりませんが、このアルバムを聴くことでなんとなく理解することが出来ました。 ポップな「DO YOU CLOSE YOUR EYES」でさえもクラシカルな響きが感じられます。 個性豊かな天才が3人もそろっているにも拘らず劇的に纏まって、しかもこれほどまでの名曲、名演を残してくれたのも奇跡的だと思います。 まだ聴いたことの無い方がいましたら、是非この歴史的名盤を聴いてみてください。
収録曲6曲と見るとオイオイいくらなんでも少なすぎるじゃないの?って思えるかもしれないがCDで通して聴くとこれがけっこうヴォリューム満点の凄アルバム!リッチー・ディオ・コージーと三頭が集まっただけに内容はピカイチ。「STARGAZER」「A LIGHT IN THE BLACK」の2曲が代表的にとりあげられるが、他の曲も捨て曲なしの良曲に恵まれており、買って損なし。
最強ドラマー、コージー・パウエルが遂に加入。イカした楽曲を彩る、イカしたGにイカしたVo、イカしたDsとイカしたアートワーク、オマケに『虹を翔る覇者』というイカした邦題まで、あらゆる点において突き抜けたカッコ良さを提示してくる'76年発表の2ndアルバム。 この歴史的名盤に関しては、既に色々な方が色々な賛辞を寄せて下さっているので今更付け加えられることなど余りありません。(でも大好きなアルバムなんで無理矢理にでも語らせて貰うわけですが) アルバム後半に鎮座まします2篇、重厚長大な“STARGAZER”と、RAINBOW版“BURN”といった趣きの“A LIGHT IN THE BLCAK”は、後々そのエッセンスをフォロワー・バンド群が再利用しまくる名曲中の名曲ですし(特に前者)、やや地味なイメージで語られがちなA面収録曲にしても、スペーシーだったりノリノリだったりキャッチーだったりとバラエティ豊かな楽曲が揃っており、そのクオリティの高さは無類。 リッチー・ブラックモア(とロニー)の中世音楽趣味が全く希釈されずに溢れ出す作風なので、人によってはあまりの濃厚さに胸焼けを覚えるかもしれません。ゆえに、このバンドの入門編としては、より整理され、整合性を高めた次作『バビロンの城門』をお薦めしますが、個人的には「RAINBOW」の名を聞いて想起するサウンドは間違いなくここに集約されています。 様式美HR/HMバンド、RAINBOWの最高傑作に推したい1枚。
俺の師匠はリッチーと崇める日本人が多いけれども、これを聞けば明白だよね。 古くさいというかブルージーなデビュー盤と比べて格段にメロディが良くなっている。劇的な展開、なによりコージーのパワフルなドラムに負けじとリッチーが弾きまくっている、第3期ディープ・パープル時代なんて比較にならないほどリッチーは弾きまくっている、ここまで鬼気迫るものを感じるのはRISINGくらいだろう。 月並みだが火の出るような激しいギターソロA Light in the Blackはリッチーのベストパフォーマンスと推したい。