05年リリースの 5th。 輸入盤オンリーです。 Opeth 系から離れたアート・ワークと女性ヴォーカルの起用の仕方からも窺がえるが、ゴシック離れの傾向が顕著。 初期を思わせる重量感のあるダイナミックな音作りに加えて独特な雰囲気のある意欲作であると思います。 1曲目のインストが始まった途端に、なんと女性 Vo で始まるのには、ちょっと微妙でしたが、聴いていく内に、ヘヴィだけどドラマチックでノリのいいエネルギッシュに炸裂するサウンドが充実し、素晴らしい作品だと思いました。 今迄の CHARON の曲としては、多分異色作と思われるラスト曲の「10. House Of The Silent」の叙情溢れるギター・ソロに、今後さらなる飛躍を遂げる期待を抱かせます。
この 5th での作曲は Lead ギタリストのパシ・シピラ ですが、作詞は Vo の J.P です。 (PASI)は、キーボードとプログラミングも担当しています。 THIN LIZZY に、いたころの Scott Gorham(Lead・G)似の美形で、かっこいい~~。 バンド写真は SENTENCED のドラマー、ヴェサさんによるもので、オフィシャル・サイトの写真も by ヴェサさんです。 ジャケットと歌詞カードの写真やデザインは、ヴェサとVo の J.P.レパルオト によるものです。 デモーニッシュなものをも感じさせる写真を見て、ちょっとビビったけどヴェサとJ.Pは、芸術家であると思いました。 脱退したギタリストに代わり、新ギタリストとして Lauri Tuohimaa(ex-EMBRAZE)が04年のギグから CHARON に迎えられています。 彼はゴシック・メタルの大型プロジェクト・バンド For My Pain...のギタリストでもあります。