英国のバンドによる94年発表のアルバム。 ダサいバンド名とキーボードを含んだバンド編成からDEEP PURPLEを想像させるが、ヴォーカルの声質を含め、どちらかというとBON JOVIに近い。 ハードにドライヴする「KNOCK ME OUT」、北欧ハード・ポップのような透明感のあるコーラスが魅力の「MAYBE IT'S LOVE」、美しいアコースティック・バラード「STANDING ON THE EDGE」、キャッチーでメロディアスなサビが魅力の「TIME AND TIME AGAIN」、ウェット感あるサビのメロディが感動的な「WE ARE THE YOUNG」等、80年代ハード・ロック・ファンが泣いて喜びそうな明るくキャッチーなサウンドを身上としている。 正に掘り出し物的な1枚。
面を見るとけっこう年いってそうなのだが、取敢えず英国産メロディアスハードの1stで、この時はキーボード氏を含む5人編成となっているものの、⑥"Rip It Up"のシングル盤[1994年]ではそのキーボード氏はスペシャルゲスト扱いとなっており"除け者!?"となって4人組との表記になってる(まぁその辺はどうでもイイのかも知れんが、このバンド、そのキーボードが結構な要のように思うのだけどね)。