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HOMOGENIC (1997年)
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HOMOGENIC
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解説 - HOMOGENIC
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. yk ★★ (2004-09-21 10:36:00)

97年リリースの3作目。明らかにDebut, Postとは異なる、メランコリックな幽玄世界。力強いブレイクビーツに壮麗なストリングスが織り成す音模様は、まさにBjorkの本領発揮といったところか。音楽学校で10年学んだ経験がここで花開いたとも言えよう(彼女はアカデミズムのスノッブさをあくまで嫌うのであるが。)もうここでのBjorkは、あの可愛いエルフではなく、アイスランドの大地の化身のようですらある。ミニマムながらも激情的な曲が多い中で、特にHunter, Jogaは荒々しい自然そのものを連想させ、秀逸。BacheloretteやAll is full of loveなど有名曲も収録。アルバム全体としては前2作ほどのキャッチーさはないにせよ、成熟度は断然本作の方が上でしょう。聴き込むほどにはまること間違いなし。ちなみに、もう既に人間に見えない(笑)ジャケデザインはAlexandar McQueenの衣装を着たBjorkを、Nick Knightが撮影したもの。ビジュアルの凝りようも要注目です。



2. SCARECROW ★★ (2004-10-14 00:18:00)

幻想的で他にはないbjorkの世界が極限まで高められた作品だと感じる。
代表曲Bachelorette、All is Full of Loveは非の打ち所がなく、文句なく素晴らしい!
ykさんがおっしゃっているように彼女の才能の開花が著しい作品であると思う。
壮大で聴くものを全てを圧倒し巻き込むような魅力のある彼女の世界感を体感したけ
ればこれかVespertineをおすすめする。




3. 粗茶ですが ★★ (2004-10-18 01:19:00)

3rd。名盤。
今作リリース以前にはコアなファン、または知る人ぞ知る的な存在だった彼女の名前を日本の一般的な音楽リスナーに知らしめた出世作。
当時私が愛読していた某邦楽音楽雑誌でも、並みいる日本のアーティスト達が挙ってこのアルバムを大絶賛していたような気がします。
ほんとうに、今作の世界観はすごい。何て言えばいいんでしょうか、ちょっとこの雰囲気は言葉で表現しにくいですね・・・。
でも、レンタルでもいいので是非一度聴いてみて欲しい作品です。
1曲目のHunterを聴いたら最後、あなたもbjorkの魅力に取り憑かれてしまうことでしょう。
Joga、Immature、Plutoが特に好きです。




4. 帝王序曲 ★★ (2004-12-20 20:58:00)

デジタルビートの小気味良さに身をまかせ、壮大なストリングスが構築するメロディに陶酔してしまう。
すると行った事もないのにアイスランドの大自然と大地が浮かぶ。
そこは厳寒さと優しさが両立する、ちょっとしたマトリックス世界。
支配するのは無論、彼女の激しくも優しい歌声。ただただ身も心も大河の流れに任せるのみ。




5. 猿葱 ★★ (2005-04-25 17:28:00)

"アーティストbjork"が一つの答えを出した作品。
一言添えるとすれば"地球という環境で生きる生命の輝き"と評せるだろう。
ストリングスを主とした楽曲の宙を拡げる広大さが
彼女の生まれたアイスランドを連想させるような自然な一面を魅せ、
デジタル音を中心とした心に響く低音部が
まるで自分の心拍と二人三脚しているような人間らしさを魅せる…。
これら相反するような音世界が実にセンス良く合わさり、私たちを楽しませてくれるのだ!
…あれ?ちょっと待てよ。
と、言う事は、この作品を経験した後に一番フィーチャーして聴きたいと思う部分によって、
次に聴くべきアルバムが自ずと決まってくるではないか!!!
アイスランドの自然な部分ならば4th『VESPERTINE』へ、
人間らしさな部分ならば5th『MEDULLA』へ
そして、デジタルかつよりポップさを求めるなら『POST』~『DEBUT』へ。
個人的な話をすると、実はこれまでのオリジナル5作品の中で一番最後に購入したアルバムがコレである。
聴いてみるや、今まで聴いた幾つもの感覚が溢れ、
しかも絶妙なバランスの良さもあり、「すっげー豪華じゃねーか!」と嬉しくなったものだ。
これはbjorkを聴くにあたって一番最初に聴いて欲しい一枚であり、
(あくまで現時点で)一番最後に聴いて欲しい一枚である。




6. Ray-I ★★★ (2012-02-08 08:39:55)

高校生の頃、このアルバムを聞いたときには衝撃を受けました。
強烈なビート、豊潤なストリングス、生々しい歌声が融合したこのアルバムは
まさに人の血脈を表現しきったかのような傑作だと思います。
重たいビートを好むようになったのは今思えば、このアルバムのせいかもw
音楽好きを自称するなら、これに触れないわけにもいかないでしょ。



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