1995年リリース、Debutに続くソロ作第2弾。故郷アイスランドへの手紙というコンセプトの元、ジャケでもHussein Chalayanによる封筒のジャケを着た彼女。Debut時のシャイさは影を潜め、ここでの彼女は挑戦的な強い視線を投げかける。ハードテクノArmy of Meで幕開けるこのアルバム、全体を通して前作を踏襲したかのようだが、より一層実験性を高めた緻密な音作りが印象的。途中ミュージカル・ソング(It's Oh So Quiet)をカバーしたりと、クラシカルな趣味も覗わせる。Hyper-balladは現在でもファンの間で人気を誇る一曲で、Vespertineツアー時もこの曲ではかなりの盛り上がりを見せていました。本作でBjorkを知ったという人も多いのでは?キャッチーで聴きやすいです。