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ON THE LEVEL (1975年)
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解説 - ON THE LEVEL
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コメント・評価

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1. 柴が2匹(会社から) ★★ (2004-08-13 12:22:00)

75年発売の8thスタジオアルバム(UK1位)
飛ぶ鳥を落とす勢いのクォーですが、本作も前作同様、1曲目・2曲目の曲間なく始まる流れは非常に
スリリング。本作からも、もちろん『ダウン・ダウン』のシングルヒットやライブのアンコールの定番
『バイ・バイ・ジョニー』等、重要な楽曲を多く含みファンの間ではこれこそ名作と呼ぶ方が多い1枚
ですね。ハードブギーのみならず多彩な曲調が楽しめる作品ですよ。




2. 失恋船長 ★★★ (2018-10-29 15:38:45)

日本では絶望的に人気のないバンドの一つ。その世界との差に驚くのですが、このスタンダードなブリティッシュハードブギーサウンドは全くウケない。ワタクシも10代の頃に聴いた時は古臭いロックの一言で片づけましたが、90年代の中頃に聴き評価も一変、今ではありがとうグランジ/オルタナブームと言いたい。
そんな彼らもデビュー当初は、ヒラヒラの服着たサイケポップだったというのだから驚きだ。70年代に入りハードブギーサウンドに転向、リック・バーフェットとフランシス・ロッシの二人が中心となりバンドを牽引。ザラついたブルースベースのサウンドを根幹に軽快なグルーブがノリの良さを誘発、シンプルな味付け故のハード&キャッチネスさがダイレクトに伝わる音楽性のテンションは高く普遍的な魅力を発散している。
個人的にロックと言えば真っ先に思い出させる音ではあるが、やはりフックに富んだメロディと言うのがないとキツイという方の意見も頷ける普遍的ロックサウンド。しかし、これぞハードロック誕生と言いたくなるような小気味の良さとシンプルなビートがあるのも事実。どちらに重きを置くかで評価も分かれるだろうが、全英1位という功績が示すように、英国の良心とも言えるスタンダードな刻みに身体が勝手に動き出しますね。SAXONなどの英国勢に引き継がれるハードブギー、AOR志向のポップロック風味にならずともチャートのTOPに立てたのが70年代なんだろう。



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