ギターの音がRattのようになり、リフ主体の曲作り。Geffenに移って完全にLAメタル化したアルバ ム。レコード会社に強要されたのでしょう。Y&Tとしては異色の作品です。楽曲の質は、前作 Down for the Countよりは、良いと思います。 以下、各曲の解説&個人的評価です。 Contagious ★★★★★ MTVでミディアムローテーション入りしたミッドテンポのロックナンバー。ライヴでの掛け合いを意識したアレンジになっている。過去とは全く違うアプローチだが、大好きな曲。 L.A. Rocks ★★☆☆☆ メジャー3度のリフが正にLAメタル。節回しがデイヴリーロスみたい。 Temptation ★★☆☆☆ パワーバラード。サビでテンプテーショーン♪と繰り返すところが、Down for the Countに入っていたHands Of Timeのようで、ちとくどい。 The Kid Goes Crazy ★☆☆☆☆ 速めのロックンロールナンバー。この手の曲は、好きじゃない。 Fight For Your Life ★★☆☆☆ マイナーキーのミディアムナンバー。曲自体はむしろ良い方だと思うし、この時代のY&Tを否定はしていないのだが、このDokkenのようなアレンジはやはり違和感を感じる。 Armed And Dangerous ★★★★☆ In Rock We Trustに入っているMasters And Slaves風の楽曲。哀愁を帯びたメロディーが好み。 Rhythm Or Not ★★★☆☆ これまたミディアムテンポのロックナンバー。ギターソロが良い。 Bodily Harm ★☆☆☆☆ 一聴して外部ライター作とわかるメロディー。決して良い曲ではないのに、何故この曲が入ってしまったのだろう。 Eyes Of A Stranger ★★★☆☆ ミディアムテンポのロックナンバー。Y&Tとしてはなかなか斬新なアレンジ。 I'll Cry For You ★★★★★ 素晴らしいインストナンバー。タイトルどおり、ギターが泣きまくる。必聴!