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REFUGE DENIED (1987年)
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REFUGE DENIED
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解説 - REFUGE DENIED
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 真・マツソガソ ★★ (2004-03-07 18:50:00)

2ndも素晴らしいですが、この1stも負けず劣らずの出来です。
完成度で言えば次作のほうが上かもしれませんが、この作品はなんと言っても勢いがあります。
全体的に攻撃的なナンバーが揃っていて、ワレルの低音と高音を飛び交うヴォーカルもかなり無茶してます(笑)。
ロブとアクセルを足したような声が無機質で冷たい感じがして、何とも言えない緊張感。
スラッシーながらもテンポはあくまで正統派メタルで、メロディアスなソロも聞けます。
購入するときは1st、2nd両方セットで買うのがオススメ。




2. アゴ 勇 ★★ (2005-01-15 04:19:00)

大好きでしたSANCTUARY。
たった二枚のアルバムで空中分解した薄幸のバンドでした。
この1st、プロデューサーがデイヴ・ムステインなので、何所となくMEGADETHっぽい雰囲気もありますが、
俺が当時ビックリしたのが、ヴォーカルのウォーレル・ディーンです。
美形なんですが、よく見ると髪の毛が異様に長く、非常にミステリアス・ガイです。
唱法も凄かったですね。ジェフ・テイトに当時頻繁に比較されていましたが、
ジェフよりもかなりヒステリックで、気持ちの悪い歌声で、ある種異常なヴォーカルでした。
②Termination Forceの有無を言わせず強引に畳み掛ける構成は今聴いても素晴らしい。




3. ロージー ★★ (2005-04-08 17:59:00)

古い作品のため録音レベルはやや低いものの、やけに音に厚みがあり今でも聴き応えのある一枚。
買った当時はその個性的でヒステリックなVo.に「ん~?」となった覚えがあるが、バックの演奏・楽曲は非常にメタリック。またMEGADETHのムスティン氏プロデュースということで、ザクザクリフを伴って走るところや全体的な音作りなどは確かにMEGADETHっぽく聴こえる。
実は先日、某CD屋で買い直した物なんですが、この作品が新品でまだ手に入るとは思ってなかった。見つけたら即購入の一品でしょう。
昔から感じていたのですが、代表曲の一つである③をデスメタル系バンドがカヴァーしたら、きっとはまるでしょうね!




4. けんしょー ★★ (2005-04-12 21:38:00)

ありがちな80年代スラッシュ風HMと言うことを許さないのは、
MEGADETH効果か、ぱっと聞いたらヒステリックでも、実は思慮深いVoと、
典型的ながら切れ味よく刻むGあってのことですね。
2ndでみせた情景風スラッシュの萌芽はすでに見れます。
往年のメタル全盛期は今いろんな方法で振り返れますけど、
その中の一つとして聞き流すにはちょいと惜しいです。
聴き込むほどにハマっていく快感をどんぞー。




5. 火薬バカ一代 ★★★ (2006-11-23 17:31:00)

MEGADETHのデイヴ・ムスティンによるプロデュースと、強烈なハイトーンを操るワレル・ディーンのVoが
話題になった、シアトル出身のパワー/スラッシュ・メタル・バンド、'88年発表の1stアルバム。(邦題は『新たなる聖地へ』)
歌メロや曲展開にキャッチーさの欠けるQUEENSRYCHEタイプのスラッシュ・メタル・バンドってのは
苦手中の苦手なのだが、本作はその数少ない例外の1つ。アグレッシブでありながらも非常にキャッチーな名曲③や、小気味良く疾走する⑧、「押し」と「引き」を心得たワレルの歌唱が堪能できる、“支配者の仮面”なる邦題の冠されたドラマティックな⑨といった楽曲の存在はやはり大きい。全体的に良い意味で分かり易い作風なのだ。
デイヴ・ムスティンがプロデュースを務めている関係からか、各楽曲からそこはかとなく漂うMEGADETHっぽい雰囲気も、個人的にはプラスに作用。JEFFERSON AIRPLANEのカヴァー⑥ではGソロも担当)
実際、ジャケット・デザインから楽曲まで、より本格派への成長を遂げた作品として評価の高い2ndアルバムは、前述の要素が薄まってしまっていて、個人的には今ひとつピンとこない作品なのであった・・・。




6. うにぶ ★★ (2008-01-14 16:02:00)

デイヴ・ムステインとの関わりからメガデスを意識して聴いたら、第一印象はなんじゃこりゃという感じでしたが、唯一無二の個性は捨て難い、面白いバンドです。
スラッシュを期待して聴くと肩透かしなテンポの曲が並び、ヴォーカルのアクの強い歌唱法も慣れるまでは気持ち悪い感じ。
しかし、聴いているうちにこの風変わりなメタルが癖になり、次第に魅力的に感じられるようになってくるのが不思議。
不気味な雰囲気と奇想天外なメロディが、いつ聴いても新鮮です。
類型的でないバンドを聴きたいという人にはおすすめできます。




7. 失恋船長 ★★★ (2020-11-01 15:20:01)

今ではNEVERMOREの前身バンドとして認知されているシアトル産パワーメタルバンドの1st。方向性というか下地は一頃流行ったQUEENSRYCHE風の密度の濃いシリアスなサウンドを踏襲。一筋縄ではいかぬ拘りの演出、場面展開にも気を配り類型的であることを拒否することで自我を極めようとしている。
シンガーもシアトリカルな要素が強く、ダークでミステリアスな②などを聴けばジェフ・テイトと言うよりは、真っ先にリジー・ボーデンを思い出してしまった。そういう意味では類型的なスタイルなのだが、印象的なリフを引っ提げ伝統的なメタルを踏襲する③を聴けば、ますますリジー・ボーデン色を感じてしまうのだが、そこにプロデュースを担当するムステイン色も加わり独自性を高めている。


またシアトルと言う都市から生まれるメタルはこういう気骨のあるパワーメタル系も多く、こういう音を聴かされると、L.Aの土壌とは相反する感覚なんだと思い知らされますね。
本当にアメリカって広いなぁなんて感じながら、こういうストレートに走らないメタルは、聴き手を選ぶでしょうが、ノリで聴かせない作り込まれたメタルの旨味を味わうには丁度良いかもしれません。
コンセプチュアルではあるが、適度な隙間を設け疲労感を軽減しているのがポイントです。個人的にいつも思うのは、このハイトーン系なら、ジェフでもリジーでもなく、ミッドナイトだなぁである。なぜか覆面の彼を思い出しますね。




8. kamiko! ★★★ (2020-11-01 21:19:15)

米国産パワーメタル1987年作
雰囲気や完成度ではInto The Mirroe Black(1989年)が断然素晴らしく、ボクはそっちが好きだが、処女作のコレも素晴らしい。
Queensrycheと比較されるのは、曲中にマイナーコードからディミニッシュコードへ移行する印象的なコードワークが酷似している上に
ハイトーンヴォーカルという共通点があるのが理由だろうが、音楽性は美しいQueensrycheとはかけ離れており、醜悪な雰囲気が魅力だ。
また、パワーメタル寄りの音楽性でありながら、彼らがスラッシュメタルとしてメディアで紹介されていたのは、当時のスラッシュメタルで
よく聴かれたリフ構成を結構多用しているからだろう。この作品は押せ押せのスラッシュではなく、ど真ん中のパワーメタルだろうと思う。
重めのスネア、キツめの歪みのギターでザクザク刻む破天荒な迫力、ドゥーミーにネットリと聴かせるミドルパートを融合した演奏に
狂気じみた素っ頓狂なハイトーンヴォーカルが乗ると、濃厚なカルト風味や呪術的な気持ち悪さが漂ってくる。
歌に学のあるWarrel Daneの魅力が発揮されているのは、このバンドの初期2作品だと思う。ただ、ボクは次作の完成度に圧倒されて
この作品はそんなに聴かなかった。しかし、無骨な破天荒さや醜悪な雰囲気はこの作品の大きな魅力で、次作では薄れている。



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