なんて説明すればいいんだろうか…。ロック、ジャズ、ブルース、そのどれでもない。 正しくFRANK ZAPPAの音楽。 天才?鬼才?奇才?変人?超人?宇宙人?言い過ぎ? 死ぬまでにいっぺん聴いてみて!って位オススメですよ。 それにしても1969年はすごい年だったと思う。THE BEATLES 「Abbey Road」、 THE ROLLING STONES 「Let It Bleed」、THE WHO 「Tommy」、LED ZEPPELIN 「Ⅱ」、 KING CRIMSON 「In The Court Of The Crimson King」、そしてこのアルバム…。 リアルタイムで聴いてみたかった。
彼の作品の中では一番とっつきやすく、ファン以外の評価も高いまさに名盤。自身のMOTHERS OF INVENTIONから離れ、名手IAN UNDERWOOD(Key、Flute、Saxes他)と一流のリズム・セクションを起用して製作された。ほぼ全曲がインストで、ヴォーカル入りは2曲目の「ひものウィリー(Willie The Pimp)」のみ。しかし、どの曲にも一発で覚えられるほどのキャッチーさ、いい意味でのポップさがあり、リリースから37年(!)経った今でもそれは全く古びることがない。初心者は本作から入る方がよろしい。そして「ONE SIZE FITS ALL」に行き、後はお好み、というのがパターンとしては妥当だろう。