1995年10月2日にリリースされた2ndアルバム。
このアルバムからドラムをTony McCarrollに代わりAlan Whiteが担当している。前作リリース時の時点で、OasisはドラムのTonyの演奏能力に不満を抱いていたが、じっくりと探す暇はなく、実行に移せないでいた。TonyはLiamから「少しでもくだらないことを言ったら、どんな目に合うか分からない」と常時脅迫され、Paul "Guigsy" McGuiganには「ナイフでお前のはらわたを突き刺してやる」と本気で言われ、耐えかねたTonyはリーダーのNoelに「何とかしてくれ」と相談したところ、Noelに「Guigsy安心しろ。俺が先に刺してやる」「お前は二度とドラムに近づくな」と殴られたそうである。同情して相談にのっていたのがPaul "Bonehead" Arthursであるが、アメリカツアーが始まるころにはあっさりといじめる側に寝返り、結局Tonyは居場所をなくし解雇通告を受けることになった。Tonyは後に「損害賠償」や「不当解雇」等でバンドを訴え、1800万ポンドを請求し60万ポンドで示談(半分以上税金と弁護士に消えた)に応じている。2010年には暴露本も発売し話題になった。これがバンドにとって初のメンバー変更となった。後任のAlan Whiteは、ドラムをたまたまスタジオで観ていたNoelが気に入ったところからOasisへの加入が急遽決定した。
英国内だけでもQueenの『Greatest Hits』、The Beatlesの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』に次ぐ歴代3位となる440万枚以上の売り上げを記録。現在までに全世界で2,200万枚以上を売り上げるモンスターアルバムとなり、Oasisは一躍英国のロックシーンを代表するバンドとしてスターダムへ駆け上がることになった。1995年の英国メロディー・メイカー誌の年間ベストアルバムランキングにおいても1位を獲得している。
ジャケット写真にのっている道路は、ギャラガー兄弟が敬愛するThe Beatlesのアルバムである『Abbey Road』に倣ったものとされる。
2010年2月に行われたブリットアワードで「過去30年間のベストアルバム」に選出された。授賞式にはバンドを代表してLiamが出向いた。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・ベストアルバム500において376位にランクインしている。