前前作、前作の内容を順当に受け継ぎつつも、ソフトな路線を排除し、へヴィメタル一筋で仕上げた印象のあるアルバム。イングヴェイのマザーレス・チャイルド風のCrucified、現代的ブラックサバスと言った感じのThe Alter、レインボウ的なBetrayed、めいでん、プリースト直系のPeace of Mind、子どもの合唱が印象的なパワーバラードTime After Timeなど、良い曲が沢山。ボートラも非常によい!今回もゲスト陣は素晴らしい。メタルマイクや、ローランド、マッツオラウソンなどが彩りを加えている。ただ、個人的には好きだが、Betrayedはもっと歌メロを工夫した方が良いと思うし、ON OUR WAYや LOSING SIGHTの歌メロもフックに乏しい。まあ、それでもべた褒めすれば、マイクの声そのものが表現力豊で歌メロ云々言わせない声だから、僕的には全然気にならないかも。ラウドネス、インギー時代のファンを魅了するには、そのあたりの完璧さが必要なのかな。85点