後世に伝えたい、涙なくしては聴けない感動の作品! JASON BECKERがALSの病にかかっていると知った時、悲しみのどん底突き落とされた。 '89年にシーンから姿を消してから'95年に劇的に復活し完成したさせたアルバム。 中でもEnd of the Beginningは、JASON BECKERという一人の男の生き様をありありと感じさせる超名曲。 この作品でJASON BECKERは作曲家・編曲家の才能を開花させた。 End of the BeginningをJASON BECKERに代わってギターを弾くMichael Lee Firkinsは物凄く巧い。とくにスウィープがとても綺麗です。 平井 賢の大きな古時計が売れて、これをみんな知らないのは信じられない。音楽の教科書にのせるべきだ! 今も尚、病にあるJASON BECKERの回復を心よりお祈りいたします。
まず「END OF THE BEGINNING」の1曲だけにでもこのアルバムを買う価値はあると思います。この1曲にどれだけ感動された事か。 他の曲もいいのだがやっぱりこの曲には勝てないな~。特に思うのだが、クラシカル系はクラシカルなシーケンスフレーズで競ったりするのですが、この曲はそうじゃなくてギターだからこそできる技、ニュアンスがある。その人間味がいい。泣きのチョーキングがたまらん。なんというのかな・・・チョーキングに安っぽさが感じられないのが非常に良い。曲自体最高ですしね。この曲ではギターはマイケルリーファーキンスが弾いています。 ブルースを弾くジェイソンもやっぱり最高だな。 ジェイソンは非常にテクニカル(無機質)と人間味(有機質)とのバランスが上手くとれている数少ないギタリストであった。 ちなみにジェイソンベッカーのトリビュート作品ははっきりいって全部ダメダメです。っていうか本物に勝るはずがないよ。期待して買っただけに聞いた後の落胆ぶりは大きかった。ショボイっす。比べてみてジェイソンの上手さが改めて分かりました。
END OF THE BEGINNINGはこの上なく素晴らしいインストで、僕の人生において屈指の名曲です。 その他の曲もアイデアとバラエティに富み、とても不治の病で病床にいながら完成させたとは思えない素晴らしい内容です。このアルバムは単なるインストアルバムでは無いです(声のみの曲や歌入りの曲もありますが)。何故なら歌声は無くとも全編で奏でられる旋律自体が歌っているからです。それがジェイソンの歌心なのかもしれません。ジェイソンは数少ない真の天才ミュージシャンであると認識するとともに、身体は動かなくても音楽への情熱は少しも衰えていないのが痛いほど伝わってきて胸が熱くなります。 今はただ奇跡が起きて彼が病から回復してくれる事を望んでいます。 伝えたいのはこれだけ。 ジェイソン、俺はキミの音楽が大好きだよ。 次のアルバムを待ってるよ。いつになったって構わないからさ。
1stと比べて、ずいぶんとメタル色は薄れましたが、その分、自由な音楽的広がりを得たような作品です。これは幅広い人におすすめできる作品ですね。 ALSという病にかかりながら、これだけ温もりを感じさせる音楽をつくった心の在り方には感動を覚えます。悲壮感より、音を楽しむポジティヴな気持ちが伝わります。 皆さん挙げてますが、(4)「END OF THE BEGINNING」は本当に美しい。私はちょっと前作収録の「AIR」にはそれほど感動できなかったのですが、この曲は好きです。 なんとなく、この人が病に冒されずにいて、YOSHIKIあたりと組んで作曲したら、面白いものが聴けたかもな~なんて思いました。 1曲1曲、楽器やメロディの使い方がガラッと変わるので、ジェイソンの引き出しの多さに驚かされます。クラシカルなのはもちろん、エスニックだったり和風だったり、ブルージーだったりと。 場合によっては散漫にも聴こえるかもしれませんが、飽きが来なくて聴くたびに新しい発見のある、味わい深い作品です。その日の気分しだいで、お気に入りの曲が変わる感じで、全曲好き。