1st、2ndが良かっただけに心配された3rd。TENの音楽とさほど距離感があるわけでもないゲイリーのソロアルバムやこれまた同様にボブ・カトレイとの絡みが始まり、かなり精力的に活動していたため才能を絞りきってしまわれないかとヤキモキしてました。 確かに楽曲の粒の揃いがやや悪くなり始めました。不必要にハードな曲で曲数を稼いでいるような印象が強い。かといってCD帯に安売りされるメロディアスという文句に騙されて買わされる凡百のバンドよりはずっと良い曲が聴けるわけで、結局これも「買い」となる。Standing on the Edge of TimeやFly Like an Eagleなんかは以前の路線で素晴らしいです。松田聖子の「あなたに逢いたくて」にクリソツなYou're in My Heartも美しいバラードです。 ただしThe RobeのEPに入っていたGive Me a Piece of Your Heartには心底ガッカリしました。TENの場合、元ネタ探しみたいな作業もまた楽しみのうちなんだけど、1秒で見切られてどうする(笑)
いやぁ、ビックリするほど票が入ってないですねぇ。 俺は良いアルバムだなぁって思いましたけど。まぁ、「名盤だ」とまでは思いませんでしたが…。 このアルバムが好きな俺ですが、そんな俺でもちょっと困った点は1曲目のタイトル曲「THE ROBE」。この曲、あんまオモシロくないなぁ。途中から混声合唱なんて入ってきてかなりドラマティックだし、歌メロもゲイリー・ヒューズ節だってのはわかるんだけど、とにかくメロディの質が良くない気がする。サビの最後の「~place of the robe」ってとこ以外全くと言って良いほど印象に残ってません。 それから、最後の「SOMEDAY」もゲイリー節ながらメロディがイマイチな感じ。 始まりと終わりの曲がイマイチな印象なのが非常に残念。 それと⑤~⑧まで全部7分近いっていうのは結構キツイかも。まぁ、これらの曲はメロディ自体は悪くない。("悪くない"どころか⑥FLY LIKE AN EAGLEは名曲に値するとすら思う) ②BRIGHT OF THE BLADEはかなり好きな曲です!個人的には超名曲とされている『THE NAME OF THE ROSE』よりも好きですね! なPさんは「不必要にハードな曲で曲数を稼いでるよう」だと仰ってますが、俺は余りそうは思いませんでした。 素直にハードな曲は②BRIGHT ON THE BLADEと⑨BATTLELINESだけだと思うし、まぁ⑦ARCADIAもハードだと言えるかもしれないし①THE ROBEもそうだと言えなくもないですが、少なくともアルバム中盤はミドル・テンポ中心で落ち着いた雰囲気のアルバムだと思います。 「楽曲の粒」に関しては、俺はまだTENのアルバムはこれと「THE NAME OF THE ROSE」の2枚しか聴いたことがないのでハッキリとは言えません。よって何も言いません。(笑) 良い曲、良いメロディはしっかり入ってるアルバムなので買っても全然損なんてすることないと思います。良いアルバムだと思うんですけどねぇ…。(途中でダレを感じることもなくはないですが、それでも)
珠玉の哀愁メロディてんこもり! 後半は勢いが落ちますが、これもいいアルバムだと思いますよ。 ①"The Robe"・②"Bright On The Blade"・⑦"Arcadia"・⑨"Battlelines"などのメタリックなギターが光る曲もカッコいいし、③"Virtual Reality"・⑤"You're In My Heart"のようなバラードも沁みるな~。 ヴィニー・バーンズのキレのあるギタープレイもかなり冴えてますね。予想以上に貢献してます。 メロディ重視の方は間違いなく気に入るであろうアルバムだと思います。
1997年3枚目。 ヘビィさも取り入れた、ブリティッシュ・ハードロック。 1stは、ゲイリー・ヒューズのソロ延長で 2ndは、1stから漏れた曲が多かった。本アルバムでは、ヴィニー・バーンズのギターも主張し、キーボードも良い仕事をしている。バンドとして固まってきた。 ポップな"Standing on the Edge of Time"、ストレートな"Battlelines"も魅力的だ。 輸入盤(再発盤?)の方が、曲順が整っている。 プロデュース、音作りは、全てマイク・ストーンに任せて欲しかった。