オリジナルメンバーによるFREEのファイナルアルバム。 全体的にR&Bのノリを取り入れ、アンディー・フレイザーのベースラインにはファンキーなニュアンスさえ感じられる。 シングルにもなった「Ride On A Pony」はその好例。 「Be My Friend」はバラードの名曲。 絶頂期のFREEのアルバムだが、何故か過小評価されている作品。
本国イギリスでは70年秋に日本では翌年の71年春に発売されたフリーの4枚目にあたるアルバム。 私もアゴ勇さんと同じ意見である。まったく過小評価されているアルバムであります。 個人的には大好きなアルバムだし特に哀愁を帯びたロジャースのボーカルはこのアルバムにおいても絶好調。BE MY FRIEND,LOVE YOU SOなどでは,それが顕著に表れているではないか。マネしようたって,ちょっとやそっとでは出来るものではない。 さて,このアルバムが日本で発売直後に彼らは来日したのだが,その熱狂的なステージは今や伝説化している。1971年,4月30日,神田共立講堂でライブを見られた方は本当にラッキーだ。特に日本のミュージシャンに与えた影響は絶大だと聞いている。 また,ギタリストの井上堯之氏もフリーが来日した時,スタジオでコゾフといっしょにジャムったらしい。井上氏いわく,素晴らしい経験だった!!ということを後年,何かのテレビ番組で語っておられましたが。。。ともかくHIGHWAYはハデさはないが隠れた名盤だと言っておこう。
個人的には名盤と言われている前作より聴きやすいし、楽曲的にも充実していると思う。 The Stealer、Be My Friend、Ride A Pony、Love You Soなどほとんどが名曲佳曲ですね。 All Right Nowのような曲が無いのがセールスダウン&過小評価の一因なんだろうけど、どう聴いてもこれは名盤ですよ。
これが売れなかった理由はただ一つ、『ジャケットにバンド名が明記されてなかったから』!そう言いたくなるほど充実した内容で、個人的にはデビュー作と並んでフェイバリット。ライブ向けの"Stealer"・"Pony"よりも、"Soon I Will Be Gone"や"Be My Friend"、そして"Bodie"のようなバラードに心を打たれる。ソフトなアプローチながらも退屈させない詩情が素晴らしい。