'71年発表。YESの出世作で、初の全英トップ10にランクされた名作。 Eddie Offordとの共同プロデュース、Steve Howeの参加も本作から。 2ndで既に卓越したアレンジと演奏を聴かせた彼らが、 本作では更なる楽曲の充実度を企てており、全盛期のYESの原型の完成がみられる。 Starship Trooper、I've Seen All Good Peopleのような組曲は、その一例。 タイトルの意図するところも、彼らの自信のほどがうかがえる。 本作は、美しく繊細なvo.ナンバーであるA Vetureを除き、 全てライヴのスタンダードとなった。 私は、特にYours Is No Disgrace、Clap、Perpetual Changeが好きです。 Howeのアコギ、Tony Keyeのハモンドの多用で、次作以降で聴かれる 仰々しい装飾音は目立たないが、前作同様にbass、drumの重厚なバッキングと vo.ハーモニーを駆使した起承転結のあるサウンドは、一聴に値すると思う。 YESのアルバムでも早い内に、聴いてもらいたい一枚である。