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OVER THE TOP (1979年)
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OVER THE TOP
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解説 - OVER THE TOP
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 正やん ★★ (2002-11-13 10:17:00)

CDで発売されたかどうかはわかりませんが、私はレコードを擦り切れるほど聴きました。
RAINBOWでは硬めにチューンした音(それはそれで好きですが)でしたが、JEFF BECK GROUP時代のような「ドラムらしい」音のインストルメンタルアルバムです。
Jack Bruceのメロディアスなプレベの音が全編に心地よく、Max MiddletonやDon Airey、Gary Mooreなどセッションメンバーのプレイも個性的。
曲もこの手のアルバムにありがちな「セッションをレコーディングして適当にタイトルつけました」みたいなのはなく、緻密な仕上がりです。



2. アイスマン ★★ (2003-05-08 12:11:00)

ドラムに夢中だった10代の頃、自分にとって最高の憧れはコージーだった。
何年か前にイングヴェイと一緒に来日すると聞いたので見に行ったが
事故で怪我したと聞いていたのに・・・まさか亡くなっていたなんて
不覚にもつい最近まで知らなかった・・・。
何十年ぶりに『OVER THE TOP』のレコードを引っ張りだし聴きなおした。
やっぱり最高だった。きっと天国でも最強のドラマーでしょう・・・合掌



3. なP ★★ (2003-10-09 01:21:00)

そりゃフィル・コリンズみたいに歌手としての方が有名であるなら別だけど、ドラマーのソロアルバムなんて普通つまらないに決まってるが、あえて3部作と呼ばせてもらってるOver the Top、Octopass、Tiltは全て突出した出来であると思う。人気HRドラマーだったコージーの輝かしい履歴に恥じない、いやむしろそれと肩を並べるような作品である。
このアルバムに関しては、バラエティに富んでいるが実験的ってほど実験的でもなく聴きやすい作りになってて、HRファンの耳に大いに馴染む。
EL&Pっぽいキーボードインストあり、ゲイリー・ムーアとジャック・ブルースのスリリングなジャム曲Killersありーの、まんまジェフ・ベックのEl Sidありーの、後にゲイリー・ムーアがカバーで名演をするThe Lonerの渋いバージョンありーの、最後はドラムソロを楽曲化したのまで入ってる贅沢な作り。ドラムサウンドも柔軟織り交ぜて生々しいものが聴ける。




4. GEORGE ★★ (2004-01-29 22:53:00)

あまりインスト物って聴かないんだけど、これは好きですねー。
細かいテクのことはわからないがコージーのドラムの音色が好き。
ジャック・ブルースとドン・エイリーのフレーズも気持ちいい。
そしてそれ以前に曲がいい。
全7曲中6曲が名曲と思う。
中でもタイトル曲は壮大でめちゃめちゃかっこいいですよ。




5. COZYⅡ ★★ (2007-07-07 19:28:00)

ずーとベストしか持っていなかったので、今回の再発を楽しみにしていた。当然TILT,OCTOPUSSも買った。この三枚は超素晴らしい!!!今まで聴いてきたインストアルバムの中ではダントツの一位。特にOVER THE TOPはいい!!!



6. メタルKEISHOU ★★ (2009-09-25 22:30:00)

このアルバムは本当に凄い!!!
世の中の全てのアルバムの中でこれほどドラマーが己を主張しながら、且つ豪華なバックを家来のごとく従わせているサウンドが他に有るでしょうか。
ギターのクレム クレムソン・ゲイリー ムーア・ベースのジャック ブルース・キーボードのドン エイリーというつわものがコージーのドラミングの完全なる引き立て役になるとは・・・
特に「Killer」におけるスピーディーな展開、アルバムタイトルナンバーにおけるドラムソロから以降の1812のドラマティックな展開は悶絶必至ですな!!!!




7. 夢想家・I ★★★ (2012-04-05 22:51:49)

メロディーが大好きだったというコージー・パウエル、
当然ながらドラマーの自己満足なプレイなんて事は全くありません。
音だけ聴いていても叩いている姿が浮かんで来ます…。




8. 失恋船長 ★★★ (2020-07-12 18:08:00)

ドラムのソロアルバムとしては異例の売り上げを記録したコージーのソロアルバム第一弾。ドラムセットもYAMAHAに変えたのも功を奏したのか、日本では爆発的な売り上げとなったのは有名な話ですね。

今作において最も重要なキーパーソンは二人、当時、契約を失っていたジャック・ブルースの全面参加、そして楽曲提供のみならず、あらゆる面でコージーをフォローしたドン・エイリーの存在なくして成り立つことなどなかったろう。
ドラマーであってクリエイターではないコージー、ドンの協力なくしてソロアルバムの完成などなかったと思える。それほど、ドンは愛機CS80を駆使してくれた。

この3人による組み合わせの凄さ、そのケミストリーには感嘆あるのみ。随所にオブリを噛ませたジャック・ブルースのベース、彼と分かるフレーズの旨味など存分に披露して聴き手の耳を楽しませてくれた。彼くらい自己主張できなければ激しい音圧のドラムに飲み込まれるだろう。ジャック・ブルースなくして、今作の完成度は上がらなかったと断言できるほどの存在感を誇示してくれた。

強弱のバランス感覚が素晴らしいドラム、その回りを縦横無尽に駆け巡る、イマジネーション溢れるドンの色彩美豊かなフレージングの旨味、ドンの計算されつくしたプレイは、スタジオにおいてどれだけ頼もしい存在だったか、裏のプロデューサーだろうし、彼がMVPとも言える八面六臂の大活躍。創作面の立役者だったろう。

ゲイリー・ムーアが客演した話題性と相性の良さ、ライブ録音の②において、コージーとゲイリー、両雄が並び立つ構造は十分なインパクトを誇る。でもジャックとドンがいなければ、あそこまでの緊張感と興奮度は生まれなかったと言いたい。①のイントロはコージーの大切なフレーズ、オープニングの2曲ですっかりファンの心を掴み、盟友、バーニー・マースデンが楽曲提供&客演の④でトドメをさした。

⑥はゲイリー・ムーアがカヴァーして有名になったジェフ・ベックに捧げた一曲。⑦はドラムソロの演出を再現とやりたい放題やっています。

主役たるコージー・パウエルは、仲間に支えられ見事なアルバムを作り上げた。彼が我儘気ままな王様であれば、こういったエネルギッシュなアルバムには仕上がらなかったはず、そのバランス感覚の鋭さと、男としての器量が生み出した歴史的なドラマーのインストアルバム。力任せに叩いているわけではない、ましてやテクノロジーを駆使した作り物でもない、生身の人間から放たれるヴァイブ、その強い波動が、見事に花開いたわけである。レギュラーグリップから放たれる雷鳴、その柔軟なパワードラムに楽器を持つものは驚嘆した。



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