オランダが生んだ天才メロディ・メイカーVALENSIAの'94年発表のデビュー・アルバム。 フレディ・マーキュリーを彷彿させる歌唱力も絶品で、楽曲にもQUEEN的要素がチラホラ。 VALENSIAの歌唱が生きるオペラティックな曲調の名曲「GAIA」が話題になったが、他にもヴァースからサビにかけてのメロディが絶品の「TERE」に始まり、コミカルな「THE SUN」、まるでディズニーのサウンドのような「SCARABOUSHKA」、優しいタッチのバラード「NATHALIE」、陽気でポップな「TANGO TAMARA」、エリーゼのためにをモチーフにした「T'KYLAH Ⅱ」~「T'KYLAH」、ブロード・ウェイ・ミュージカルのような「MEGALOMANIA」、美しいメロディを重厚なサウンドで聴かせる「MY HEART IS IN YOUR HANDS」、80年代POPSを彷彿させるテクノ調の「MR.1999」、映画のエンディングのような壮大な「1997」と楽曲は非常にバラエティに富んでおり、そのコンポーザーとしての才能には目を見張るばかりである。