7曲35分。中身を簡単に説明すると、速い。ひたすらに。スピードだけで言えばスラッシュの名盤と言われるSLAYERのREIGN IN BLOODを軽く越えています。例えるならほとんどの曲がSLAYERのNECROPHOBIC並みの速さです。では、最初から最後までひたすら突っ走るかと言えば、そうではありません。途中で緩急を織り交ぜたりして、疾走感を最大限に引き出しています。でも、そんなにすごいとヴォーカルもすんごいデス声じゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、実は意外と普通で、丁度聞きやすいという感じです。どんなにスピードがすごくても、あくまでスラッシュなところがいいです。
DARK ANGELの中でも1番好きな作品。 個人的にはほとんどの曲が超名曲だと思ってます。 「HUNGER OF THE UNDEAD」「MERCILESS DEATH」「PERISH IN FLAMES」「THE BURNING OF SODOM」このへんの曲は特に強烈!! この強烈すぎるキラーサウンドは聴いておかないと損ですよ。 ★★★★★
バカテクDs.ジーン・ホグランが加入、いよいよ戦闘態勢を整えたDARK ANGELが'86年に発表した2ndアルバム。 個人的に、彼らの最高傑作と言えば4th『TIME DOES NOT HEAL』が思い浮かぶのだが、(無愛想ながら)歌えるVoを擁し、重厚なサウンド・プロダクションのもと、「聴かせる姿勢」が顕著に表れていた『TIME~』に比べると、本作は殆ど正反対といっていい程にバイオレントな作風を誇る。 勢い重視のラフな音質、僅か7曲収録で30分強というタイトなランニング・タイム、マシンガンの如く情容赦なく刻まれるリフ&リズム、直線的でアグレッシブな(声質が非常にカッコイイ)Vo、迫力に満ちたツインG・・・何より、ひたすら前のめりに突っ走る「スピード命!」な収録曲の数々は、潔く痛快極まりない。 その原動力になっているのは間違いなくジーン・ホグランの超絶Dsで、一体、どういう手足の構造をしているのか、ダイナミックなリズムを鬼のように叩き出しながら、全く破綻しないそのドラミングは圧巻。人間、本当に凄いモノに出くわすと笑うしかないと言うが、まさにこれがそう。 また、スピード一辺倒で本編が単調になるのを防ぐため、しっかりと緩急が設けられている点も◎(④のイントロのBソロとか) ・・・といっても、このバンドの場合は「ムチャクチャ速い」と「普通に速い」レベルの緩急なんだけど(笑)
スラッシュメタルのスピード・攻撃性を突き詰めたアルバムとしてその筋では非常に有名な作品。 とにかく凄まじいスピード感。Perish in Flamesなんて壮絶の一言。逆に正直音楽的な深みや味わいは全く感じませんが、この超アグレッシブサウンドは充分に魅力的です。当時のスラッシュメタルの勢いや精神性を感じる上では、外すことのできない作品だと思います。