事実上FREEのラストアルバム。1972年発表。 どの曲も名曲揃いでポールロジャースの歌には余裕すら感じられる。 このアルバムでは多少なりサウンドの変化が感じられる。特にTRAVELLIN IN STYLE,MUDDY WATER などに顕著に表れている。いわいる南部志向というか,微妙だがサウンド的にはTHE BAND のソレ! に近いものを感じるのは私だけか。 またポールコゾフもゲストプレイヤーとして数曲参加して素晴らしい音色を聞かせているし,一方ベースの山内テツ氏も控えめながらいいプレイをしている。彼はその後FACESに加入する。 世間ではこのアルバムに対する評価は決して高いものではないが,私はもっと高く評価されるべきアルバムだと思う。一番好きなFREEのアルバムにこのHEARTBREAKERを挙げる人は少なくない。 GOODBYE FREE !!